
本日でリオタデザインは仕事納めです。
そして約6年間ものあいだリオタデザインを支えてくれたスタッフ、矢嶋宏紀くんの今日が勤務最後の日になりました。
一旦彼は事務所を離れ、独立という形で自身の活動をしてゆくことになりますが、彼が担当してきたいくつかの仕事については、引き続きフォローをしてもらいますので、一部の方とはもうしばらくのお付き合いになるかもしれませんね。こちらはどうか引き続きよろしくお願い致します。
彼の実直で真摯に図面に向き合う姿勢は、リオタデザインの緻密な仕事を遂行する上で欠かせない存在でした。おそらくは、歴代スタッフの中でも最もうちの仕事を理解し、実力をつけた一人だと思います。
彼は私が言うであろうことをすべてわかっているので、私との図面打合せも先回りして全ての検討が終わっているということが常でした。そのため私も言うことは少なく、彼との仕事はずいぶん楽をさせてもらった気がします。
この日は私の著書『おもてなし住宅のつくりかた』に私のサインが欲しいとのことで、一言を添えて渡しました。彼からはオイバ・トイッカのガラスの鳥を頂きました!美しい。大切にしますね。
これからも益々の活躍を期待しています!



21. 12 / 24
一足早い納会
author
sekimoto
category
> STAFF
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今年は少し早めに本日で仕事納めとなります。例年だと、最後に納会をやっておしまいなのですが、今日はクリスマスイブ。さすがにみんなのクリスマスを会社の呑み会に費やすわけにはいかないということで、今年は納会だけは一日前倒しで、昨日実施させてもらいました。
今年はこの暮れに退所する矢嶋くんと、年明けから入所予定の新スタッフ橋本さんを交えてのお疲れさまでしたの会と、よろしくお願いしますの会を兼ねさせてもらいました。
コロナ前は、暮れにはOBスタッフを交えての賑やかな納会を毎年やっていたのですが、去年は事務所でひっそりとでしたし、お店でこうして内輪でひらく納会もしみじみ良いものですね。


「小田原の家」オープンハウス終了。年末、遠方のところ多くの方にお越し頂きありがとうございました。昨年入社したスタッフ岩田にとってはじめての案件となりましたが、未熟な彼女をフォローして頂いた現場にまずは感謝致します。
彼女の出身大学(武蔵野大学)はけしてメジャーな大学ではないようですが、いつもお世話になっている他現場の監督が大学の親しい先輩だったり、来年入社予定の新スタッフは彼女の後輩だったり。
現在進行中の山田憲明事務所の構造担当者も彼女の後輩だったり、はたまた、今回の造園も担当下さった小林賢二さんと一緒に働く職人は彼女の先輩だったことがわかったり。そんなことあります?というくらいの完全包囲状態。
というわけで、この写真に写る10人のうち8人が同大学出身者という。まさか日大卒がマイノリティになる日が来ようとは。武蔵野大学、おそるべし。

先週末は、元スタッフ柴秋路くんのリノベーションを見せて頂きました。
すでに独自の建築観を持って活動している彼に、もはやリオタデザインの影を見ることはありませんが、これは真似されるよりもずっと嬉しいことだとしみじみ思います。
一方の図面を覗き見ると、これがまた実にえげつない!これが彼の仕事を支える礎となっていると思うと、感慨深いものがありました。




夏休み二人目のオープンデスクは、芝浦工大3年の中島桃さん。
行ったことはないけれど、北欧にすごく興味があるということで、「北欧、オープンデスク」のキーワードで検索したらリオタデザインがヒットしたのだとか。そんな検索でヒットすること自体がびっくりですが、こんな子もはじめて。
いつものように設計課題に向き合ってもらう一方で、ちょっとした建築見学も。夏休みはどこにも行けなかったそうなのでかなり嬉しかったようです。元オープンデスクの学生も合流して、束の間の楽しいひとときでした。
これはオープンデスクに思うことですが、学生に実務を教えることには意味はないと思いますが、実務の現場にしかない建築の真実というものはあるような気がします。この学生さんも、大学ではけして言われることのなかったことばかりを指摘されてずいぶん戸惑っていましたが、最後は生活感の見えるプランを描き上げてくれました。
建築を考える上で一番大切なことは、ハートで考えることです。それは本には書かれてはいないのです。ルールに従うのではなく、自分の気持ちに正直に従うことが、正しい決断と自身の幸せにつながる。私はそれをフィンランドで学んだのですが、たぶん最後に話したそんなことが彼女には一番深く響いたような気がします。



