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sekimoto

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人生、皿まわし。バースデーケーキの上に毎年一本ずつのローソクと、その上にさらに皿がまわりはじめる。

毎朝目覚めると、寝ぼけた頭で「今日は何だっけ?」と考える。そっか、あれとこれと、あとあれもやらなくちゃ。忘れないうちに枕元のメモに書き留めて一日がはじまる。昔なら数ヶ月に一度くらいのイベントや重要な打合せが、今では毎日のように、時に一日にいくつもある。

かつてなら一枚の皿だけをぎこちなく慎重に回していたというのに、今ではコツを覚えた。自分の皿が回せるようになると、隣から「こっちも回してよ!」とお声がかかる。お望みとあらば、と引き受けているうちに、今では自分でも数え切れないほどの皿がまわっている。

それをたまにふと冷静に眺めて怖くなる。どの皿も落としてはいけない!と思うと、おそろしくて仕方がない。

大量にまわる皿の中には、グラグラと不安定なもの、いまにも止まって落ちそうなものもある。新しい皿をまわしながら、あっちの皿、こっちの皿にも気を配る。両手両足、それでも足りなければ口も使って、器用な姿勢で皿をまわしつづける。

今では一緒に皿を回してくれる仲間やスタッフも増えた。ステージいっぱいに回り続ける大小様々な皿は壮観そのものだ。皿をまわすたびに起こる喝采は、私の折れかかった心を奮い立たせる。

こんな綱渡りのような皿まわしはいつまで続くのだろう。そろそろしんどい。しかし皿はまわり続ける。そして本日、50枚目の皿がまわりはじめた。

自分史上最多を更新。
おめでとう、自分。おつかれさま、自分。

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> 社会


昨日、ようやく2回目のコロナワクチンを打ちました。ワクチンはファイザー製。1回目を打った際は、直後にちょっとだけ倦怠感に襲われたものの、翌日も含め発熱もなくほぼ無症状でした。

しかし今回は2回目ということで覚悟をしていました。う~ん緊張する…
一般的にモデルナ製の方が副反応が大きく、相対的にファイザーのほうが軽いようですが、周りにはファイザーでも発熱で苦しまれた方もいましたので油断は禁物です。

2回目の接種を終えると、直後に前回よりも気持ち強めの倦怠感に襲われましたが、大きな異常はなくその後もそのまま仕事を続けました。私の場合、多少の風邪や微熱でも仕事をしていると元気になってしまうほうなので、昨日はほぼいつも通りでした。

ただ多くの場合、接種当日はなんともなくても翌日以降に熱が出ることが多いようなので、翌日以降の仕事に穴を開けないよう、昨日はいつも以上にピッチを上げて仕事を片付けることになりました。マシンガンのようにキーボード叩きまくり!

その心持ちは、さながら死期の迫った身で必死に身辺整理をする末期患者のよう。風邪やインフルエンザはある日突然来ますが、ワクチンの副反応は予見出来ることなので、ある意味準備が出来て助かります。

さて夕方に近づくと、ようやく我が身に異変が起こり始めます。気分が悪くなることはないのですが、私の場合頭がぼうっとしはじめて、湯上がりにのぼせているような感覚。喉がすぐにカラカラになるので、いつも以上にお茶を飲んでいました。

そのうち、複雑なことが考えられなくなってきて思考停止、いろんなことが億劫になってきました。これは明日はダウン確定だな、、そう悟って、ダウンに備えて各所に遺言のような申し送りメールを送りまくりました。

これはもう既に熱が出ているのだろうと思い、家に戻ってから体温を測ると拍子抜けするような平熱。あれ?夕食をとると少し元気も回復。しかし私にとっては最後の晩餐、明日はつらい日が待っている!

そのままこの世におさらばするつもりで涅槃に入ると、翌日の朝(つまり今朝)は快調そのもの。腕は痛いものの、熱も平熱で食欲も普通。そうしてこのキーボードを叩いています。

昨日遺言を送った皆さま、私は死にませんでした。
本日もよろしくお願いします。

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> AALTO
> はまりもの



巷で噂のアルテックガチャ。スタッフは青山のアルテックのお店まで行ったのに、売り切れでガチャはできなかったとか。そんな中私にアルテックのコンプリートセットが届きました。

これはごく少量のロットをまとめてセット販売するサイトがありまして、ガチャコンプリート・スペシャリストの妻の入れ知恵で即ポチったのでした。ちなみにこの情報は建築家仲間の小谷和也さんだけに教えて、彼がポチって売り切れとなりました。なんでもお金で解決する、汚い大人がここに二人。

中でもレアアイテムは、スツール60 2nd Cycleバージョン(赤い座面)。ビンテージのペンキの剥げ方まで再現しています。しびれるなー。パイミオチェアにはartekのロゴ入りシールが付属で付いていて、シールを貼る位置まで指定されています。さすがブランド意識が高い。

アルテックでガチャできなかったスタッフには、特別に写真撮らせてあげました!(ひとつやれよ)


21. 06 / 21

富ヶ谷

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妻と富ヶ谷まで来たので、ランチにpathに寄ると、既に20人待ちとのことで断念。

pathの入るA-FLATという建物は、リオタデザインが2015年に設計した建物です。1階のテナントには、個人商店の町富ヶ谷らしく、コンビニやドラッグストアではなく、志ある個人のお店に入って頂きましょう!と、設計時からずっとオーナーに説き続けていました。そこで入った名店pathが、この街を変えたと私は今でも思っています。

次は夜に予約して来ようと思います。このお店は本当に美味しいんです!

車を車検に出した。直前にちょっとしたトラブルもあったので、その修理もお願いしたら思いのほかの見積りが出てきてびっくり。覚悟はしていたものの。

ディーラーからは、場合によったら直さないで買い換えるか?とも訊かれたのだけれど、とても愛着を持って乗っている車なので(しかも限定車のため、手放すともう入手出来ない)直さないという選択肢はない。しかし痛いなあ…。

明細に目を走らせるも、意味のわからないパーツの名前が並んでおり、それぞれの単価は数千円から数万円程度。とりたてて高い!と思えるものはないものの、これが集まると結構な金額になる。しかも厄介なのは、それぞれのパーツの交換が本当に必要なのか(念のためなのか、もう限界なのか)など判断が付かない。

そして何より、それが適正価格なのか。こんなとき、身近に「これってどうなのよ?」と聞ける詳しい人がいたらと切に思う。

これって家づくりも同じかもと思った。

これが家なら、その見積りは数千万規模にもなる。高くはなると覚悟を決めていても、いざその金額を目の当たりにしたら卒倒しそうになるだろう。でもその人にとって「建てない」という選択肢はないのだ。そして、私と同じように「家なんて雨漏りしなければ何でも良い」わけではない人が我々に頼んでいる。

私は建築の専門家なので、建築の見積りなら目を走らせただけで、適正価格はだいたいわかる。そしてそれが本当に必要な工事かどうかも。きっと我々と家づくりをする建て主さんのメリットはここにあるのだろう。

結局車はディーラーを信じてお任せするしかない。他の修理店にも持ち込んで、時間をかけて比較見積りをすれば良いのかもしれないが、あいにく私にはそこまでの気力や時間はない。車がない期間がこれ以上長引くのも困る。きっと家づくりもそういう人は多いに違いない。結局素人にはよくわからないのだ。