12. 12 / 10
やりたい!
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sekimoto
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> 子ども
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昨日はサッカーを続けている息子の、親子サッカー大会というのがあった。
その大会でのこと。試合が始まる直前、うちの子がコーチの背中を追いかけている姿が目に入った。やりとりに耳を澄ますと、次は誰がキーパーをやるのか、次は自分がやりたい!と必死にコーチにアピールしている様子。
ところがコーチはそんな訴えを聞こえていないのか無視しているのか、他の子達とじゃれあいながらもどんどん先に歩いて行ってしまう。コーチも冷たいなあ。コーチに無視されて一瞬心が折れたように見えたのだけれど、うちの子はまた思い直したように再び後ろをしつこく追いかけている。
それを後ろから見ていて、親としては切なくなってしまった。やらせてやってほしいという思いと、けしてキーパーがうまいというわけではないのだから、正直やめておけと思うところもあった。
ところがその後、コーチの口からは「キーパーは大地」とうちの子の名前を呼ぶ声が。周りからは「え〜、それなら俺がやりたかった!」の声。「だめだ、最初にやりたいと言ったのは大地なんだから」
その言葉に救われ、思わずうちの子に駆け寄って「よかったな!」と頭を撫でてしまった。そして感心した。自分はどちらかというとそういう時空気を読んでしまう。自分よりすごいヤツがいるのだからと、おとなしく、そしていつか自分の名が呼ばれるのをじっと待っているような、そんな子どもだったように思う。
自分が本当にやりたいのだったら、やりたい!と自ら声をあげなければ何も始まらない。なんてシンプルな真実だろう。
12. 11 / 26
サイン
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sekimoto
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> 子ども
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過去にとあるアニメーション監督さんの住宅を設計させて頂いたことがあった.当時は小さかったうちの子も,今ではすっかりそのアニメのファンとなり,暇さえあればそのキャラをノートに描き写したり,想像上のキャラを考えたりしている.
今日は所用があってその方のお宅に立ち寄らせて頂くことになった.ひとしきり話を終えた後,おもむろに持ってきていた息子のノートの片隅にサインをして頂くことに.家づくりをしていたときはそんなこともお願いしにくかったのだけれど,そこは子を持つ親の図々しさ.そんな無理なお願いにも関わらず,快くペンを走らせて下さった.(ありがとうございました!)
学校から帰ってきた息子に渡すと,飛び上がって喜んでいた.ヨカッタヨカッタ!ちなみに何のアニメかは,上のイラストが何だかわかる人にはもうおわかりですよね?

さて,短かくも楽しかった夏休みが終わろうとしています.
この休み,子どもがぎこちなく段ボールでピンボールを作ろうとしていたので,黙って見ておれず,一緒にホームセンターに行って材料を買ってくることにしました.一緒にカナヅチで叩いたりノコギリで切ったりと,久しぶりにこっちも夏休み気分で工作を楽しみました.子どもの好きなポケモンのキャラクターを配置してできあがり!
手前味噌ですがこれが良くできていて,レバーを輪ゴムではじくディテールなど自画自賛,各ポケットにもうまい具合に球が入り大人がやってもなかなか楽しめるゲームになりました.


あとはこの休み,毎日のように子どもと川に行っていました.家からちょっとのところにはきれいな川が何本も流れています.このあたりは自然豊かな埼玉に住んでいて良かったと思えるところです.
上の写真,左は近所の川で川遊び,右は渓谷にBBQと釣りに行った時の様子.どちらでも魚がいっぱい捕れて子どもも大喜びでした.


1日はプールにも行ったので,体中が真っ赤でひりひりです.子どもも成長して少しずつ冒険や危険な遊びもできるようになってきて,少しずつ”子ども”から,対等な”遊び相手”になりつつあるのを感じます.おかげでこちらもクタクタですが,久しぶりに夏らしい充実した夏休みとなりました.子どもにも感謝です.
さて,遊んだ後はちゃんとお勉強も!

12. 07 / 24
超社交性
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sekimoto
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> 子ども
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子どものアイデンティティって,どこから来るんだろうといつも思う.
よく子どもが問題を起こすと,親の育て方が悪いと批判されることがある.一方で礼儀正しい子どもは,きっと親のしつけが良いのだとも言われる.確かにその通りのこともある.けれども,必ずしもそうではないこともある.
たとえば親がだらしない性格だと子どももだらしなくなるかというと,意外としっかりした子どもになることもある.逆に親があまりに几帳面な性格だと,子どもがたまらず脇道に逸れてゆくというケースもあるような気がする.夫婦の関係もそうで,だらしない夫にはしっかり者の奥さんが寄り添ってくれる.家族というものは,閉じた関係の中でお互いバランスを取り合おうとするものなのかもしれない.
うちの子の社交性はずば抜けている.いくら子どもだからとはいえ,ここまでオープンな性格の持ち主に日常で出会うことは滅多にない.うちは夫婦そろって人見知りをする方なので,親の背中を見て育ったとは到底考えにくい.
まず信じがたいことは,自分の知らない人たちが集まる場所でも進んでついて来たがることだ.そしてその場で片っ端から知らない大人にも声をかけるし絡んでゆく.基本的に人が好きなのだろう.公園などでもどんどん知らない人の輪に入ってゆくし,旅先や買物でも,ちょっと目を離した隙にはもう友達を作っている.逆にちょっと人見知りをする子だとどん引きである.でも彼にはその感覚はわからないらしい.
先日は止めるのも聞かずに近所のおばさんと犬の散歩に出かけてしまった.奥さんの実家の近くにも友達がいるので,どこに行っても遊び相手には事欠かない.これは才能だと思う.ある意味,コミュニケーションの天才である.
前述のように,これは教えられるものではない.実際自分にはできない.この点については我が子を尊敬するし,憧れもする.そして「三つ子の魂百まで」との言葉通り,この傾向はすでに物心ついた時からあったし,それを今まで失わずに来たのは彼にとって今後も財産になるだろう.
これは彼にとって長所.ただこういう一部に飛び出た才能を持つ者の常として,それ以外はもう目を覆わんばかりの実情もあり・・.それを受け止めてゆくというのも親としての試練なのかもしれない.昨日は彼の9歳の誕生日だったので,ふとそんなことをあらためて考えてみた.
もっとも,本人は誕生日だというのに奥さんの実家の友達との遊びに夢中で結局帰ってこなかった.将来の奥さんは大変だろうな・・・.
よく子どもが問題を起こすと,親の育て方が悪いと批判されることがある.一方で礼儀正しい子どもは,きっと親のしつけが良いのだとも言われる.確かにその通りのこともある.けれども,必ずしもそうではないこともある.
たとえば親がだらしない性格だと子どももだらしなくなるかというと,意外としっかりした子どもになることもある.逆に親があまりに几帳面な性格だと,子どもがたまらず脇道に逸れてゆくというケースもあるような気がする.夫婦の関係もそうで,だらしない夫にはしっかり者の奥さんが寄り添ってくれる.家族というものは,閉じた関係の中でお互いバランスを取り合おうとするものなのかもしれない.
うちの子の社交性はずば抜けている.いくら子どもだからとはいえ,ここまでオープンな性格の持ち主に日常で出会うことは滅多にない.うちは夫婦そろって人見知りをする方なので,親の背中を見て育ったとは到底考えにくい.
まず信じがたいことは,自分の知らない人たちが集まる場所でも進んでついて来たがることだ.そしてその場で片っ端から知らない大人にも声をかけるし絡んでゆく.基本的に人が好きなのだろう.公園などでもどんどん知らない人の輪に入ってゆくし,旅先や買物でも,ちょっと目を離した隙にはもう友達を作っている.逆にちょっと人見知りをする子だとどん引きである.でも彼にはその感覚はわからないらしい.
先日は止めるのも聞かずに近所のおばさんと犬の散歩に出かけてしまった.奥さんの実家の近くにも友達がいるので,どこに行っても遊び相手には事欠かない.これは才能だと思う.ある意味,コミュニケーションの天才である.
前述のように,これは教えられるものではない.実際自分にはできない.この点については我が子を尊敬するし,憧れもする.そして「三つ子の魂百まで」との言葉通り,この傾向はすでに物心ついた時からあったし,それを今まで失わずに来たのは彼にとって今後も財産になるだろう.
これは彼にとって長所.ただこういう一部に飛び出た才能を持つ者の常として,それ以外はもう目を覆わんばかりの実情もあり・・.それを受け止めてゆくというのも親としての試練なのかもしれない.昨日は彼の9歳の誕生日だったので,ふとそんなことをあらためて考えてみた.
もっとも,本人は誕生日だというのに奥さんの実家の友達との遊びに夢中で結局帰ってこなかった.将来の奥さんは大変だろうな・・・.
