19. 05 / 20

KIRSIKANKUKKA-STOOL

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sekimoto

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その昔、ヘルシンキのビンテージショップに積み上げられたSTOOL60に、それを使っていた人の思い思いの布が張られていたのが印象的だった。みんな自分のスツールをカスタマイズして使っているんだ。

先日ARTEK-TOKYOのオープニングイベントで頂いた、アイノ・アールトの復刻ファブリック「KIRSIKANKUKKA (cherry blossom)」の風呂敷をどう使おうか悩んでいたときに、そのことをふと思い出して、自宅でほとんど使っていなかった4本脚のSTOOL60に張ってみることにした。

友人に頼んで加工してもらったところ、すごくいい感じ!今のところこのスツールは世界に一脚かな?記念すべき、アイノのKIRSIKANKUKKA-STOOL、大切に使います。ARTEKさん、ありがとう!



留学時代、行きつけだったビンテージショップにて。

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アルテックのお店がいよいよ明日(4/27)表参道にオープンします!

アルテックとは、すごくわかりやすく言うと、アールト自身を含む数名が設立したアールトの家具を製造販売する会社です。その設立主旨は実際にはそんな簡単なものではないのですが、面倒なのでここでは割愛します。

とにかく、アルテックショップといえば、長くヘルシンキの旗艦店を意味する言葉でしたが、それが身近な表参道にできたということだけでも、私の中では大事件です!


ということで、今日はオープン前の特別内覧会にお邪魔してきました。

店内では、セレクトショップやヘルシンキの旗艦店でなくては買えなかったアルテックの商品がずらり勢揃い!またこのお店でなくては買えないものも。この時点ですでに感動ものです。


出迎えてくれたのは、アルテックの林アンニさんとVitraの森正岳さん。

アンニさんとのお付き合いは、かれこれもう20年くらいになるかもしれません。当時からずっと日本でアルテックというブランドを守り続けてきた彼女の孤軍奮闘ぶりを知る者としては、このお店はアンニさんの夢が詰まったお店のように思えてしまいます。

また森さんは北欧ライターの森百合子さんの旦那さんで、百合子さんと同様にやはりかれこれ20年越しのお付き合いになります。つい最近Vitraに転職されたと聞いたときはびっくりでした!


また、しばらく産休中だった蘆原さんもアルテックに戻ってきました。おかえりなさい!!

昨年お会いしたアルテック社代表のマリアンヌさんともご挨拶できました。私の風変わりなシャツを見て、開口一番「そうそう覚えてる。クレージーシャツのあなたね!」クレージーシャツて、、。ただ、覚えていてくれて嬉しかったです。

ということで、この時点でもうホーム感満載です。


さて、折角なのでそんなARTEK TOKYOの見どころをいくつかご紹介しましょう。



まずはこの生地。

これはアイノが日本人から贈られた桜の模様の入った着物(か何か)に感激し、そのパターンを写してテキスタイルデザインにしたものだそうです。KIRSIKANKUKKAというそうですが、このARTEK TOKYO のオープンに合わせて国内での製造販売にこぎ着けたものだとのこと。

長い歳月を経て、アールト夫妻の日本への憧憬がようやく凱旋したものとも言えるかもしれません。間違いなくこのお店の目玉商品でしょう。この生地は量り売りで購入することができます。


先ほどの引き出しに写り込んでいたこの引手。目ざといあなたはもうお気づきですね。あれ、これどこかで見たことあるゾ?


そう、アールトスタジオの食堂の引手によく似ています。こんなところにもアールトへの愛とオマージュが詰まっています。

ほかにも、先ほどの写真に写っていたお店のテラコッタの床は…


アールトのトレードマークと言える、目地なし突付けのテラコッタ床へのオマージュであることが分かります。

また地下に下りてゆくと…


この地下の床材はなんだかわかりますか?

これはリノリウムです。我々が建築の仕上げに使う模様の入ったリノリウムではなく、通称ファニチャーリノリウムと呼ばれるもので、デスクの天板などにも張られるものです。これもどこかで見たことがありませんか?

そうですスツール60の座面に使われているのが、このリノリウム材なんですね。この高価な材料を惜しげもなく床に使っているという時点で、私の心拍数がちょっと上がってしまいます…汗


さて、ここでアンニさんからクイズです。

これはアンニさんの名刺の裏側のデザインなのですが、これは何だかわかりますか?もちろん私はすぐ分かりましたよ。

正解はこちら。


#611チェアを特徴付けるウェビングテープのデザインですね。なかなか洒落ています。

レセプションに並んだこのクッキーも、これは何の形かアルテック通ならすぐわかりますよね?


そう、リーヒティエプラントポットの形です。
誰ですか?サヴォイベースだなんて言ったのは。


ほかにも、タピオヴァーラのドムスチェアも。

こちらに写っているのはビンテージ品ですが、本革を張ったフカフカの高級ドムスチェアのラインナップも。これはものすごく座り心地が良かったです!写真撮るの忘れました。すみません…


私のイチオシはこれですね。ゴールデンベル"SAVOYバージョン"。泣く子も黙るアールトの名作照明ですが、よく見て下さい。内面が白ではなく真ちゅうのままになっています。

これこそがゴールデンベルなんです。ヘルシンキのSAVOYレストランのためにデザインされました。表面はラッカー塗装もされていないので、素手で触ると手垢が付いて取れにくくになります。だから素手で絶対触ってはいけないという世にもオソロシイ大人仕様。

大丈夫です。そんな一般人のために、通常品は表面にラッカーが塗られ、内面はより明るくなるように白く塗装されています。ただツウを自認するならこれ(SAVOYバージョン)です。ヘルシンキのアルテックにもこれが下がっています。


もう止まらなくなりそうなので、この辺でやめておきます。お店を巡りながら、連れにそんな知ったかぶったウンチクを話して、嫌がられると良いと思います。

古き良きアールトのエッセンスを取り入れながら、ただそれを懐かしむのではなく、現代の生活にリファインして取り入れてゆく。これこそがアルテック!と感じました。

このGWはARTEKへ!

ARTEK
東京都渋谷区神宮前5-9-20
OPEN 11:00-20:00 (2019.4.27 オープン)


昨晩は名古屋の木愛の会にて、『アアルトのディテール』というテーマにて講演をさせて頂きました。中でも学生さんの参加が多かったのが印象的で、時代は変わったなと思いました。

ディテールと聞くとマニアックな難しい話と思われそうですが、むしろその逆で、漠然としていてどう見れば良いかよくわからないアアルト建築の鑑賞ポイントをピンポイントで示すことで、実際に見ると「こういうことか」という発見が多くあると思うのです。アアルト建築は伏線が無数にある、長編のミステリー小説のようなものなので。

ここでは書けない際どい話も色々と。アアルトは都市伝説を含めて、オフレコな話が特に面白いのです。アアルトと日本の関係についてもお話ししましたが、こちらは3月に開かれるアアルトの国際シンポジウムでも和田さんがお話しするのと、展覧会の図録にも書かれているので是非読んでみてください。

アアルトはなにがどうすごいのか、どこをどう見れば良いのか。知りたい方は企画してください。いつでもお話しします。

名古屋の木愛の会の皆様、大史さん、呼んで下さりありがとうございました。イロナにも会えて嬉しかった!Kiitos.



東京ステーションギャラリーでのアアルト展が、いよいよ今日から始まりました!昨日は関係者の特別内覧会があり、一足先に足を運んできました。

内容は葉山、名古屋と同じですが、東京展素晴らしく良いです!葉山行った方は是非東京もお勧めします。なんといっても、赤レンガの展示空間がアアルトにぴったりなんです。

えっと、東京より葉山の方がお勧めだって言ってた?言ってませんよ。

アルヴァ・アアルト もうひとつの自然
会期:2019年2月16日(土)- 4月14日(日)
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201902_aalto.html

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世界の果てまでイッテQ。フィンランドロケは珍しくないのですが、今回は思わず声をあげました。これはアールト大学(旧ヘルシンキ工科大学)の屋内体育館ですね?

もちろん設計は、アルヴァ・アールト。留学中もここには足を踏み入れたことはありませんでした。旅行者もまず足を運ぶことはありません。でも実は知る人ぞ知る名建築なんです。内部の映像はとても貴重だと思います。

ちょっと常識破りの木造大架構ですね。すげーなと、ちょっと家族とは違うところに食いついてしまいました。

以下は、SADIでもお世話になっている平山達先生のアーカイブページ。貴重なこの体育館の撮影動画が見られます。
https://hokuouzemi.exblog.jp/1900504/