一昨日は、津で開催の工務店設計塾の前乗りで熊野まで。家から6時間半、、遠かった!目的は念願のnojimoku訪問です。こういうことがなければ一生?来れないと思っていました。

原木置場から製材工場、木挽座までつきっきりでご案内頂きありがとうございました!野地さんの「木はどこから腐るかわかりますか?」という話から始まり、林業の抱える問題、木取りの難しさなどとてもわかりやすく教えて頂きました。

何より、熊野という過疎の進む地域を逆手にとって場所の取る自然乾燥の設備導入を進めたり、またのじもく酒場といった攻めた広報戦略、どれもが一本の線で繋がった一日でした。やっぱりすごい!そして逞しいと思いました。

木挽座にも行けてよかったです。まちに開かれた場所を持つという考えにも共感します!夜も遅くまで、じつに実に深いい、そしてすべらない話が続いたのでした。野地さん、遅くまでお付き合いくださりありがとうございました!!是非またリアルのじもく酒場やりましょう〜!



25. 05 / 28

旋律

author
sekimoto

category
> 仕事
> 思うこと



プランの初期スケッチをしている時って、きわめて音楽的だなと思う。心地よい旋律を考えているみたい。動線とか機能も大事だけど、良いプランができる時って、そんなこと考えないで自由に鉛筆を走らせている時が圧倒的に多いように思う。

まるでグラフィックデザインのように美しい形にプランがまとまると、結果として機能もバッチリだし、法的にも穴はないし、スケールを当てればすべてが辻褄が合う。そういう体験をするたび、プランニングは人には教えられないとつくづく思う。

人が描いたプランにコメントすることはできる。でもどうやったら描けますか?という質問には答えられない。だから音楽的。どうやったら曲が書けますか?と聞かれて答えられないのと同じように。

教えてできることは、AIに置き換えができることだと思う。人には教えられないことが、その人にしかできない仕事なのだと思う。

OBスタッフの柴秋路くんが昨年建てた自邸に、スタッフを連れてお邪魔させて頂きました。

柴くんはもうかれこれ15年くらい前に在籍してくれていたスタッフで、私にとっては初代の二宮くんに続いて、実質二人目のスタッフでもありました。現役スタッフにとってはレジェンドスタッフのような存在かもしれません。

akimichi design
https://akimichi-design.com/

設計事務所のスタッフが、将来自分の家を建てるって一番夢のある話だと思うんですよね。ずっと他人の家を建て続ける仕事なわけですから笑

柴くんは独立後は私とは異なる自分の建築の世界観を着々と作りあげてきました。彼とは楽しくそんな近況や昔ばなしをしながら、現役スタッフ達も興味深く彼の話に耳を澄ませていました。

ご夫婦の美意識に貫かれたとっても美しい住宅。がらんどうだった竣工時の内覧会よりもずっと魅力的に映りました!まだ手付かずという外構も今後の展開が楽しみです。

柴くん、今日はご対応ありがとうございました。また外構が整った頃にもお邪魔させて下さい!



少し前になるのですが、2月にSUUMOさんのYouTubeチャンネルで私の自邸「OPENFLAT」を取材したいという話があり撮影していただきました。

こちらが本日公開となりましたので以下お知らせします。

■SUUMO 住まいの買う売るちゃんねる
【ルームツアー】
建築家が設計した家族と繋がる自邸。日常に緑を取り入れた中庭のある暮らし

https://youtu.be/nO9Or-M45zk

ルームツアーでは、先行して公開されている相羽建設さんのルームツアー動画はご好評頂いているようで、すでに50万回以上再生頂いているようです。

今回はすべて自分で解説しないといけないので、ちょっと緊張している感じかもしれません、、苦笑。たださすがはSUUMOさん、当日の撮影チームのプロフェッショナルぶりはなかなか素晴らしかったです!

こちらもご興味ございましたら、是非ご覧ください。



飯田善彦×宮崎晃吉×菅原大輔「場の運営で変わる設計論」
トークセッションにお邪魔してきました。

これからの事務所のあり方についてことあるごとに考えます。建築家が侍であるならば、時代は明治維新に差しかかっているのでしょう。いつまでちょんまげ姿で歩くのか、我々はその決断を迫られているような気もしています。

そんな折刊行された菅原大輔さんによる『プロジェクト図解 地域の場を設計して、運営する』は、ここ数年考えていたことが分かりやすく実例を交えて紹介されているタイムリーな一冊でした。

セッションは管原さんの仕切りのもと、それぞれが設計事務所の傍らカフェなどを運営する飯田善彦さんや宮崎晃吉さんによる話は、実践者にしか言えない言葉ばかりでとても説得力がありました。

設計事務所を街にひらこうとする取り組みはもはや珍しくはないかもしれませんが、それを「採算なんて合わない」とする飯田さんと、そこに経営のリアリティを見出そうとする宮崎さんや管原さん。そこにも時代のフェーズの変節点を感じたりして、新しい時代の感触を感じました。

久しぶりに、これは行かなくては!と思わせるイベントで、実際足を運べて良かったです。ありがとうございました。