11. 07 / 11

前期課題終了!

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sekimoto

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大学2年生の前期設計課題もすべて終了.今日は最後の発表と講評会がありました.

うちのクラスからは2名を選出し,結果うち1名が秋のスーパージュリー(外部の建築家を招いての合同講評会)への出場が決まりました.もうひとりも本当によくがんばってくれました.

第二課題の「住宅」は一番身近でありながら,身体スケールで物事を考え,機能や快適性を考慮しながら建築を考えるということは実はかなり高度なことで,実際学生も皆苦戦していたようです.

今期教えていた学生は,1年生の後期に教えていた学生の持ち上がりということもあり,他クラスの学生も含めてその成長ぶりなどを見届けられたのは嬉しかったことでした.

やっぱり学生は純粋でイイですね.彼らの後期以降の活躍も今から楽しみです!


11. 05 / 16

課題提出

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sekimoto

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今日は非常勤を勤める日本大学2年生,第一課題の提出日.
課題は『パブリックスペース』.お茶の水駅前の角地に提案する空間なのですが,かなり難しい課題だと思います.そもそもこの国には都市に”パブリック”と言えるようなスペースはほとんどないので,学生さんもイメージが膨らまずかなり手こずったようです.

また2年生になると1年生よりもより高度な構想力や表現が求められ,我々講師にもおのずと力が入ります.それについて来れなくなってしまう人,どんどん面白くなってグイグイ攻めてくる人など学生もそれぞれで,苦労も多いですがやりがいのある学年とも言えるかもしれません.

うちのクラスも心配していた学生も何人かいましたが,まずは最低条件である提出図面は揃えられた学生がほとんどだったのと,また頭ひとつ抜けた秀作も何点かあり,少しほっとしました.

ここに来て苦手意識を持ってしまった学生さんは,まずは課題の最低条件である提出図面を揃えることをまずは念頭に取り組んでもらいたいのですが,一方の建築の面白さに目覚めた学生さんにはどんどん先に行ってほしいと思います.

建築家の故丹下健三氏は都庁舎のコンペでは,ただ勝つのではなく,「ぶっちぎりで勝つ!」を合い言葉にしていたそうです.思い起こせば僕の学生時代も,人に負けるのがいやなので,まさにそんな気持ちで毎回課題をやっていました.

だからそんな学生に向き合うと,指導にもついついスイッチが入ってしまいます.
さて来週の全体講評会も楽しみです!