12. 05 / 01

カメの家

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sekimoto

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> 生活



ベランダの隅のカメの家.一昨年あたりに子供とホームセ​ンターの端材で作ったのですが,以来彼のお気に入りスポ​ットです.時間帯によってはスロープの下に頭を突っ込ん​でいることも.

疑問としては,この体勢からどうやって降りるのかという​ことですが,奥さんの証言によると,そのまま進​んでドンと落っこちるそうです.

12. 01 / 29

ぽっかり

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> 仕事
> 生活


年明けから怒濤の忙しさが続いていて,週末も打合せや建築展,面談と続き,年が明けてからほとんど1日も休めていない.特に昨日は忙しさのピークで,予定を4つくらいかけ持ちして,一日中走り回っていた.

休めない日々が続くと曜日感覚が麻痺してくる.朝ふと目覚めた時に,はたして今日が日曜日なのか金曜日なのかが怪しくなる.しばらくして普通に平日だったことに気づき,淡い期待は裏切られ,重い体を持ち上げるようによろよろと起き出すことになるのだ.

今日は日曜日.今日も朝からFILTER(U邸)の1年点検があった.久しぶりにお施主さんとも再会し,近況を語り合いつつも,いろいろな問題点を整理し,対策を協議しての解散となった.

終わって時間を見るとちょうどお昼.これから家に帰ってと・・・.
もしかして,この後には何も予定がないことに気づいた.今日は子どももいないし,急ぎの仕事もない.来客もない.てことは,自由!?

ほんの半日だけれど,束の間の自由時間ができたことが無性に嬉しい.
さあて,なにしようか!結局なにもできずに日が暮れていきそうだけれど,久しぶりに緊張の糸をほどいて,とりあえずだらだらしよう.

[caption id="attachment_3585" align="alignnone" width="560" caption="快晴のFILTER"][/caption]

11. 12 / 30

名医

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sekimoto

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> 生活


この年末の出来事.子供が足をひねって捻挫してしまい,年末なので病院もどこも休みで困っていたら,駅近くのこんなところに?という所に整骨院を見つけ,飛び込みで診て頂くことができました.

レントゲン設備もない小さな診療所で少し不安に思っていると,おもむろに子供をベットに寝かせ,おへそのあたりになにやらお守りのようなものを一つ置くと,僕は時計や指輪などをすべて外すよう指示されました.ん,何?少し怪しい.

次に僕に指で「O(オー)」の字を作らせると,先生がその指を引っ張り,僕は指が開かないように力をいれます.指は開きません.先生曰く,これは健康の証なのだそうです.

次に子供の患部に片手を触れるよう指示されました.そして反対側の手で作ったオーリングを先生が引っ張ると,今度は全身の力が抜けたようにあっけなく指は離れてしまいました.思わずびっくり!

これをオーリングテストというのだそうです.悪い気(微弱な電気信号)を体が敏感に感じ取り,脳が反応しているのだとか.霊感も気功の心得もない自分にそんな察知能力があったことにまず驚きました.

先生とその助手はこのオーリングを応用しながら,子供の足を綿密に調べてゆきます.捻挫だけではなく骨もずれていること,そしてそれは足首だけではなく,膝の骨まで影響を受けていることなども指摘されました.それはおそらくレントゲンにも写らなくて,そのまま放置しておくと将来の発育にまで影響を及ぼしてしまうのだそうです.

先生はその患部である足には一切触れることなく,首筋のあたりを何度か引っ張ると,拍子抜けするくらいあっけなくその治療を終えました.少しいぶかしく思っていた僕には再度オーリングを作らせ,もう一度患部を触らせ先生が引っ張ると,今度はその指はぴったりとくっついたまま離れないのでした.

子供はといえば,診察後すぐに痛みが引いたわけではないようでしたが,夜には結構普通に歩けるようになっていました.ただその効果のほどは別としても,実際に自分の指が開いたり開かなくなったりしたのは事実で,また足の捻挫を首を引っ張っただけで治療したお医者さんというのも初めて見たので,あっけにとられて思わず”名医”と拝みたくなってしまいました.

もしかしたら,レントゲンもなかった昔の方が,案外正確で本質的な治療ができていたのかもしれません.人間の”気”おそるべし!この年末の奇妙な体験でした.

11. 12 / 23

HELSINKI 2000

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> 生活



朝コーヒーを飲みながら,そういえばこのマグカップは10年以上も前にヘルシンキで買ったものだったなとふと思い出した.一応アラビア(現イッタラ)製.当時は単なるおみやげ品の一つでしかなかったのに,その後留学した時にも持って行ったし,こんなにも長い間使い続けることになるとは思ってもみなかった.

カップには[HELSINKI 2000]のロゴがある.これは2000年にヘルシンキで開催された都市イベントで,当時僕らは日本から招聘された現代彫刻家たちのアシスタントとして,ボランティアで現地での屋外彫刻制作をお手伝いしていた.

旅費から滞在費から全部自分持ちという信じられない条件だったにもかかわらず,自分たち以外にも6~7人くらいの学生や建築家などが,当時アシスタントとして日本から参加していた.期間は2週間くらいだっただろうか.

そういう僕らも”おもしろそう”というだけで日本から参加した.当時は何も知らなかったのだけれど,参加していた作家は戸谷成雄,土屋公雄,國安孝昌といった現代日本を代表する作家たちばかりで,あの人たちが実はそんなにすごい人たちだったと知ったのは,もうちょっと後になってからだった.

あの時出会った人たちは元気かな?
カップを眺めながら,いろんなことを思い出した.なつかしいな.

[caption id="attachment_3064" align="alignnone" width="560" caption="國安孝昌"][/caption]

[caption id="attachment_3066" align="alignnone" width="560" caption="土屋公雄"][/caption]

[caption id="attachment_3065" align="alignnone" width="560" caption="牧岡一生"][/caption]

11. 09 / 14

イメージ

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sekimoto

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> 思うこと
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はじめてお会いした方には,思っていた通りだったと言われる.
けれども長く付き合った人からは,第一印象と違うと言われる.「意外」だと.

たとえばこのブログではいつもありのままのことを書いてはいるけれど,本当に考えていることや,普段事務所で話しているようなことまですべて書いているわけではない(といっても,そんなヨコシマなことではないですが).

よく「意外」と言われるのは,たとえばどっぷり文化系に見えて学生時代はバリバリの体育会系だったとか(今でも基本的なメンタリティは体育会系だと思う),シリアスに仕事しているときとリラックスしてくだらない冗談を言っている時の差がはげしいとか(初対面ではまず冗談とか言わなそうに思われる),几帳面に見えて意外と机の上はぐちゃぐちゃとか….

そんな姿をスタッフなどにはいつも見られているので,正論を語りながらも我ながら説得力ないなあと思うこともたびたび.ただいかんせんイメージもあるので,クライアントの前ではせいぜいボロを出さないようにしなくてはと思っているのですが….