時計はアナログじゃないと時間がよくわからない.
私は時計の長針と短針の角度で直感的に時間を理解する.
たとえば8時20分ごろの「遅刻しそうな角度」とか,11時50分ごろの「のっぴきならない角度」,16時40分ごろの「一日が暮れかかっているぞ(やばいやばい仕事終わらない)」などなど.人には誰しも一瞬にして状況を悟り,「まずい」とか「ほっとした」と感じるそれぞれの針の角度があるような気がする.
そんな話を先日うちの若いスタッフ(20代)にすると,ですよね!と共感を得られるかと思いきや,ですかねえ?となぜか疑問形だ.思わぬ不意打ちに,私も「そうだよ,だって”16:40”とかデジタル表示された数字を見たって,今どんな時間かなんてイメージできないじゃないか」と返すと,
「そうですか?僕は小さい頃からずっとデジタル時計を見ているので,”16”と”40”の数字の組み合わせを見ただけで,直感的に時間を理解しますけどね」と一言.
ガーン!新人類か.
そして”新人類”という言葉が,すでに'80年代を象徴する言葉であったことに気づき,もう一度深く落ち込む私であった.
◇
余談ですが,時計の針は「10時9分33秒」の位置が最も美しく,無印良品の販売マニュアル(ムジグラム)でも針はこの位置にしてディスプレイすることが決められているそうです.冒頭の写真をぱっと見てそれに気づいたあなたは素晴らしい.
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