昨日のオープンスタジオにお越し下さった皆様、ありがとうございました!

3月も盛況だったのですが、庭の緑がまだ不十分で、我が家の庭が本気を出した姿を是非お見せしたく、この時期にもう一度開催させて頂きました。今回は前回を上回る68名の方がいらして下さいました。

開始時間前にひょっこり現れたのは、今進める現場の大工さん。インスタを見て気になって来たとのこと。こういうのが一番嬉しいですね!

他にも岩手や仙台からわざわざお越し下さった方もいらっしゃいました。こちらは遠い所からありがとうございました。

他にもJIAつながりの建築家仲間や、尊敬する先輩方も。口々に頂いた感想やコメントが沁みました。16年越しの答え合わせをしているような気分でした。

最後にSADIの塚田さん。10時の予約だったのに、いらしたのは16時。来ないかと思った。今回は3月の開催も含めて塚田さんが「どうしても見たい」とのことから企画した見学会でした。

建物は年月と共にエイジングしていきますが、庭は年月と共にどんどん良くなっていく気がします。

建築費や土地の高騰があって、なかなか建築予算の設定が難しくなってきています。ですが、10年以上かけて仕上げていく「お庭仕上げ」は人生を豊かにしてくれます。太陽と水さえあればお金はいりません!これが豊かさの秘訣といえるかもしれませんね。






昨日は自邸兼事務所であるOPENFLATのオープンスタジオに多くの方にお越し頂きました。すでに16年も暮らしてしまうと、この生活もどっぷり普通になってしまうのですが、あらためて皆さまからの新鮮な感想や反応に触れることができて、とても嬉しく感激しました。

写真は、左から伊礼智さん、佐藤重徳さん、彦根明さんに小谷和也さん。午後には井上洋介さん、益子義弘さんに秋山東一さんという、実に濃い顔ぶれの方々にも来て頂きすごいことになっていました。たぶんこの面々が一日で集まることは二度とないような気がします笑

お越しくださいました皆さま、どうもありがとうございました!
以下のリンクはインスタのリール動画です。こんな感じで賑やかな一日でした。

https://www.instagram.com/reel/Cpq4zwgAJTW/?igshid=YmMyMTA2M2Y=



21. 02 / 13

春の光

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sekimoto

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「壇の家」オープンハウス初日が終了。南側ハイサイドからの光が、北側奥のリビングまでを照らしていました。現場をやっていた冬は入射角が低くて、ここまで届きませんでした。春の訪れを感じると共に、設計で苦心した最も大切なピースがようやくはまったような気がしました。

プランニングにおいて、リビングの位置は判を押したように南側に寄せる傾向があります。この敷地では南側に隣家が迫り、南側にリビングを寄せれば、日中の光はほとんど差すことがなく、隣家の壁を眺めて生活することになることが明白でした。

この住宅のリビングは最も北側に位置し、キッチンや浴室を南側に配置しています。プランニングのセオリーをすべて逆転しているのですが、一見普通に見えて不思議なプランだということに気づいて下さった方も少なからずいて嬉しかったです。

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先月末に、横浜市で進めておりました「壇の家」を無事引渡しました。
南側に隣家が迫る変形地という難条件でしたが、丘の上に建つ立地を活かした「眺望の家」となったと思います。個人的にも、とても気に入っているプランニングの家です。

先月末の引渡し前後に絡めてオープンハウスを予定していましたが、緊急事態宣言になってしまい、延期して今月中旬にしたのですが、緊急事態宣言も延長となり、どこまでも追いかけられているような気分です(苦笑)

そんなことで、一部の方にはメールでご案内をお送りして、このブログでの告知は控えていましたが、今週末~来週(2月13,14,17日)にかけて、セミクローズにて内覧の機会を設ける予定です。時間帯を分けて、密にならないように配慮しながら開催します。

もしこのブログをご覧の方で見学をご希望の方がいましたら、個別にご案内をお送りしますのでご連絡下さい。空きのある時間帯をご案内します。
(関本 riota@riotadesign.com)


またこちらは余談ですが、、

昨日告知をしました私の書籍ですが、今朝見たらアマゾンの新着ランキング(住宅建築カテゴリ)で1位になっていました。素直に嬉しい!(ちなみにまだ発売前です。予約受付中)

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sekimoto

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本日「トンガリの家」の引渡しがありました.
通常引渡しといえば,修正箇所をチェックして,鍵を渡しておしまいなのですが,この家にはまだまだ大切な儀式が残っています.そう,アートピースの挿入です.

クライアントの知人であり,ミラノ在住の美術家・廣瀬智央さんとは計画段階で渋谷でお会いし,今回の住宅とコラボレーションできるとしたら,どのようなことが可能かについて話し合いました.

もちろんアートの制作には途方もないお金がかかることもあるので,そんな大それた事はできませんが,外部にも開かれたものであること,ご家族の生活の一部になる場所に設けることなどを確認し,トンガリ窓の脇に開口部と共に設けることにしました.

作品は「ビーンズコスモス」.豊穣のシンボルである豆(大豆や小豆など)をアクリルの中に閉じ込めた廣瀬さんの代表作品ですが,今回はこれに加えクライアントのご家族や,日野の場所性を暗示した情報をタイムカプセルのように封じ込めてあります.


工務店さんとのお引き渡しが終わった後,厳かにそれは行われました.


そうっと取り出されたアートは静かに壁の中に・・


壁にぴったり!よかった.嵌まった瞬間,難解なパズルの最後の鍵(ピース)がやっと差し込まれたような気がしました.

隣家の緑が室内に飛び込んできます.とってもきれいです.不思議な視覚効果ですが,このキューブが壁を貫通して,向こうの景色が室内に滲み出してきたかのような錯覚を覚えます.この敷地の場所性,空間,そしてご家族がひとつになった瞬間でした.これにはクライアントも大喜び!


実はこの壁の中には小型LED照明も仕込まれています.これが夜になるとぼうっと光るのです.ただ,あまりに繊細なので昼にはわかりませんが.これを早く暗くなってから見たい!

この照明検討では照明器具メーカーのDAIKOさんや,照明デザイナーの梅田かおりさんにもご協力頂きました.たくさん,色んな人を巻き込んでこの家はできています.


明日はいよいよオープンハウスです.

クライアントは2012年暮れの「DONUT」オープンハウスに初めていらしてから,我が事務所のオープンハウスは一度も欠席なしの皆勤賞.リオタデザインの熱烈なファンと言い切って憚らない,こんなクライアントに恵まれ私も幸せ者です.

当然今回のオープンハウスにも気合い十分!
オープンハウスに向けて家具も全て揃えて下さり,明日はかなり完成度の高いお披露目になりそうです.どうかお楽しみに!

情報はこちらより.
https://www.riotadesign.com/blog/141007.html


こんなところも・・笑