私が所属するJIA住宅部会では、今年度部会長の小山光さんの企画で「建築家の家づくりトーク」と称した建築家による家づくりトークシリーズを展開しています(内容はすべてYouTube公開されます)。

こちらはいわゆる設計者目線の”作品紹介”ではなく、実際の住宅事例をもとに、リアルな建て主さんとの家づくりプロセスを紹介するというもの。第2回目は私がご指名頂きましたので、2023年竣工の「越屋根の家」の家づくりプロセスについてお話しさせて頂きました。

「越屋根の家」は竣工までに2年半もの時間がかかりました。おかげさまで数多くの賞も頂きまして、我々にとっても代表作となった住宅です。その浮世離れしたビジュアルから、一体どんな人が暮らしているのだろう、自分たちとは縁のない世界の人なんじゃないかと誤解される方もいるかもしれませんが、実際の建て主さんは本当に素朴で、ほかの建て主さんとも何ら違いのない建て主さんです。

今回の話の中では、この建て主さんとの出会いや設計依頼のメール、実際にどんな要望を頂いたのかなど、建て主さんのご許可を頂いてかなり赤裸々な情報まで紹介させて頂きました。

最後には建て主さんからのお手紙まで。その文面を見ると、一般の建て主さんが設計事務所を選ぶ際に一体どこに迷い、そしてなにが依頼の決め手となるのかなどのヒントが詰まっています。

聞き手の小山光さんの引き出し方がうまいので、ついつい余計なことまでしゃべってしまったと動画を見返しながら反省しているのですが(恥ずかしい、、)あえてノーカットで公開していますので、普段セミナーや公開の場では話さないあれやこれやについてもお楽しみ頂けたらと思います。


■建築家の家づくりトーク#2
越屋根の家/関本竜太| 地域の風景を受け継ぐ越屋根という選択

https://youtu.be/q0-7TSh-p30?si=0EJFhWkHEPWgwek_

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26. 05 / 23

Living Heritage

author
sekimoto

category
> AALTO
> 動画



美術手帖のYouTubeチャンネルで、建築史家の松隈洋さんが解体がはじまってしまった旧香川県立体育館の問題に言及されています。国内における近代建築を残す意義や意味についてもとてもわかりやすく解説されていて、そんな素晴らしい建築を残せなかったことに胸を痛めつつ、松隈さんの熱弁に引き込まれ心を打たれました。

この中でフィンランドの建築政策についても触れて頂いています。フィンランドでは「The Finnish Architectural Policy」というものが1998年に出されました。これは国の教育省やアートカウンシルが発行元となり、フィンランド建築家協会SAFAが編集を行ったものです。

The Finnish Architectural Policy 1998
https://ace-cae.eu/wp-content/uploads/2024/10/FI-report.pdf

松隈さんも感嘆されていましたが、内容が本当に素晴らしく、序文をまず時の首相が書いていること、またその中でパーヴォ・リッポネン首相は、憲法で定められた「良好な環境に関する国民の権利」を実現する機会を作ること、また「国民には自分たちの環境に責任を持つ権利と義務の両方があり、その権利を行使するためにも建築に関する教育や情報の提供を強化する必要がある」ことを強調し、この建築政策がアールト生誕100年祭の年に出されたことに大きな意義と喜びを感じる、と締めくくっています。

良い環境はすべての市民にとって基本的な権利(A good environment is a basic right of every citizen)という考え方にもしびれますが、私は特にフィンランドの「Living Heritage(生きた遺産)」という考え方に共感を覚えます。

フィンランドでは築90年近いパイミオサナトリウムやマイレア邸といったアールトの建築遺産が、単なる観光スポットとしてではなく、今もなお何らかの形で使われ続けているという「動的保存」の考え方があります。それはまさに建築にとって最も理想的で幸せな状態であるともいえます。

そんなアールトの建築群はユネスコ世界遺産への登録に向けて秒読みの段階に入っています。どうか末長く残って欲しい。松隈洋さんの美術手帖の動画リンクは以下より。素晴らしいコンテンツでした。

◼️美術手帖YouTube・なぜモダニズム建築は壊されてしまうのか?
https://youtu.be/qe5RHnm60BI?si=RTQJ9jsgR0j3F-KK


[追記]
こちらは最新版(2022-2035)のフィンランド建築政策リンクです。

◼️The Finnish Architectural Policy 2022-2035
https://julkaisut.valtioneuvosto.fi/server/api/core/bitstreams/6b2cb52e-2623-46b8-9fb1-467108c34d11/content

1998年の声明から一歩進んで、気候変動や建築的持続可能性(Architectural sustainability)、「Design fo All」の推進、デジタル化の推進などが追加されています。また1998年の声明はEUの多くの国での建築政策モデルとなったことにも触れられています。

建築の価値を「技術的、芸術的、文化的な価値を持つ資本」と捉え、「建築の本質は文化・芸術である」ということを国が宣言している点も素晴らしいです。

冊子も堅苦しいものではなく、ポップでどこかの気の利いた都市の観光案内のようです。国民にまったく響かない国交省の無機質な文書も少しは見習って欲しいですね。
昨年9月、JIA住宅部会とSADI北欧建築・デザイン協会の仲間とともに、フィンランドにアールトの建築を訪ねる研修旅行に行って参りました。こちらは昨年のブログでもご報告したとおりですが、昨年末にこちらの旅行報告会をJIA住宅部会でひらかせて頂きました。

報告会は住宅部会のメンバー向けのものでしたが、この内容をこのたびYouTube動画として公開させて頂きましたのでお知らせします。動画編集は昨年末紅白歌合戦を見ながら自分でやりました笑

■JIA住宅部会|アールトツアー報告会YouTube動画 (案内役:関本)
https://youtu.be/qJjEPAProME?si=NHIVrC9XytixFG6g

内向きな旅行報告というより、フィンランドやアールトを知らない方にもその魅力が伝わるようにわかりやすく建物解説を交えてお話ししていますので、アールトのことをよく知らない方にも是非見て頂けると嬉しいです!

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少し前になるのですが、2月にSUUMOさんのYouTubeチャンネルで私の自邸「OPENFLAT」を取材したいという話があり撮影していただきました。

こちらが本日公開となりましたので以下お知らせします。

■SUUMO 住まいの買う売るちゃんねる
【ルームツアー】
建築家が設計した家族と繋がる自邸。日常に緑を取り入れた中庭のある暮らし

https://youtu.be/nO9Or-M45zk

ルームツアーでは、先行して公開されている相羽建設さんのルームツアー動画はご好評頂いているようで、すでに50万回以上再生頂いているようです。

今回はすべて自分で解説しないといけないので、ちょっと緊張している感じかもしれません、、苦笑。たださすがはSUUMOさん、当日の撮影チームのプロフェッショナルぶりはなかなか素晴らしかったです!

こちらもご興味ございましたら、是非ご覧ください。




前回、相羽建設さんのTouTubeチャンネル企画で、私の自邸「OPENFLAT」のルームツアー動画を撮影公開頂いたことを書きました。

>> 「OPENFLAT」建築家の自邸|動画公開のお知らせ(2024.10.26)

こちらは公開して約2週間になるのですが、すでに12万回以上の視聴回数となっていて、私自身かなりビビっております、、。ひとえに相羽建設広報の伊藤さんによる素晴らしい編集と、物腰柔らかく好感度200%の吉川さんによるナレーションとナビゲーションの力によるものと、ただただ感謝しかありません。

本当はOPENFLATのルームツアー動画内で事務所内の様子もさらっと紹介して終わる予定だったのですが、私の編集点のない無駄に長い解説のせいで?とうとう動画も二部構成になってしまいました。

ということで本日、後編の「リオタデザイン」事務所ツアー編が公開されました!

建築家の仕事場|「リオタデザイン」ルームツアー
https://youtu.be/G18MwpkynNk?si=DKwnwOiiVbKwzfNg



いつもリオタデザインのブログやウェブサイト、そしてインスタなどをフォローくださっている方のなかには、我々の仕事が生み出される仕事場に興味を持って下さる方もいらっしゃるかもしれません。

あるいは建築学生さんなどにとっても、我々のような住宅設計に取り組む零細アトリエが普段どんな風に、どんな場所で仕事をしているのかを知る手がかりにもなるかもしれませんね。

動画の中では、私のデスク周りや事務所内の紹介(とにかく狭くてキタない、、)と、住宅設計において大切にしていることなどをインタビュー形式でお話させて頂いています。


そして今回のハイライトはなんといってもスタッフインタビュー!

産休入り間近だったスタッフの岩田舞子さんへの突撃インタビューも納められています。どうしてリオタデザインに入ったのか?リオタデザインに入る前と後とでは印象は変わったか?事務所での関本はどうなのか?など、根掘り葉掘り吉川さんが掘り下げてくださっています(ヒヤヒヤ、、)。

私がいたら話しづらいだろうと思い、この時は私は席を外していたのですが、落ち着いた口調で事務所の実情を的確にコメントしてくれていて、さすがはうちの番頭さんです!

建築家自らにインタビューするというのはよくあると思いますが、スタッフのインタビューから事務所の仕事を掘り下げるというのは、これまでありそうでなかった視点でとても面白いと思いました。


最後はmuniスツールのご紹介も!

実は前回の「OPENFLAT」ルームツアーを見たという方から、なんとスツールが3脚も注文が入りまして、「動画でスツールが売れるんだ!」とスタッフ一同驚愕しております。そして全国の方がこの動画を見て下さっているのだなあととても感慨深く、とてもありがたかったです。

ご興味を持って下さった方は、是非両方の動画を楽しんでいただけたら嬉しいです!
あらためて素晴らしい動画を作って下さった相羽建設さんに心より感謝いたします。ありがとうございました!!


YOUTUBEチャンネル|相羽建設・郊外暮らしと家づくり
https://www.youtube.com/@aibastyle

【前編】建築家の自邸|「OPENFLAT」ルームツアー
https://youtu.be/s0C1H9CY3Ts

【後編】建築家の仕事場|「リオタデザイン」ルームツアー
https://youtu.be/G18MwpkynNk?si=DKwnwOiiVbKwzfNg