13. 01 / 14

雪の事務所

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sekimoto

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雨から雪に変わりましたね.そんな中来てくれたスタッフと午前中打合せ.とても良い感触.その後は静まりかえった事務所で仕事をしています.ボサノヴァが静かに流れています.とても贅沢な時間です.

13. 01 / 10

猫の給仕頭

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> 仕事
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クライアントより「設計の助けに」と,ジャコメッティの猫をお預かりしました.
まさに猫の手も借りたい我が事務所にとっては,またとない救いの神の降臨です.この猫,タイトルは「猫の給仕頭」といってブロンズでできています.猫なのに背筋がピンと伸びています.この姿勢,見習いたいものです.

ご本尊はさっそく事務所の窓際に安置されました.おそらく今年一杯は,リオタデザインの仕事を見守ってくれることでしょう.設計に迷いが生じたら,この給仕頭に相談することにします.

「身の程を知れ,でございます」
万福招来,満願成就.ご利益がありそうです.

12. 12 / 31

継続は力なり

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> 仕事
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今年は本当に忙しい一年でした!
今年はリオタデザインも10周年を迎え,代々木上原のケースギャラリーで10周年イベントが開けたことも,我々の中では大きな出来事でした.それを期にそれまでを振り返り,今後の仕事に思いを馳せられたという意味でも良い節目となりました.

「継続は力なり」という言葉を40代になってからより強く感じます.
これまでの蓄積が生かされるという意味でもそうですが,少し型にはまりかけていた我々のスタイルのようなものが,ここに来て一皮むけようとしている兆しも感じます.それもひとえに,無謀な背伸びではなく,それまでの蓄積が礎となり,基礎がしっかりしてきたからこそ跳べるジャンプが今あるようにも思えます.

また,ここにきてそれまでにお付き合いさせて頂いたお施主様からの再依頼が続いているというのも嬉しい傾向です.設計させて頂いた建物に対する発展的改装ということもありますし,我々もお施主様も想定していなかった家族の変化に,次の大きな一手を選択された方もいらっしゃいました.改装から始まったお仕事が,今度は新築という形でまた引き継がれたケースもあります.

今でもことあるごとにお邪魔して晩ご飯をごちそうになるお宅もあれば,年末にひょっこり手土産を持ってきて下さる方もいらっしゃったり,そんな素敵なお施主様に囲まれ,その信頼関係や友好関係が損なわれることなく仕事が続けられている喜びをあらためて感じます.

継続といえば,このブログというのもフィンランド留学時代から,約15年来途切れることなく続いている私の習慣でもあります.当時は「ブログ」という言葉すらなく,自分でFTPソフトを駆使してサイトに文章をアップしていました.今お付き合いさせて頂いているお施主様は例外なく,私のブログから我々の仕事や私自身を知って下さった方々です.

私も特に営業目的でやっているわけではありませんし,時に辛辣なこと,時に子供のことや趣味のことなどを書き連ねていますが,ここで書いたことは不思議と自分では忘れず,一度整理して頭にしまわれているので,いろんな局面で過去の経験を”ネタ”のように引き出して,オチまで付けて語ることができるという”特技”も身につきました笑.

また頭のモヤモヤを文章にしてみると,いろんなことがストンと落ちて気持ちに区切りがつきますし,ことあるごとに目の前のモヤモヤに対して,その場でわかりやすい言葉に置き換え理解するというスキルも身につきます.これはお施主さんの話に耳を傾けるときや,学生の自分でも理解できていないシュールな主張を,その場で翻訳してあげる作業などにも生かされている気がします.

これもひとえに「継続は力なり」.
どんなにつまらないことも,継続して積み上げると時にそれは大きな物事を成し遂げる原動力にもなるのだということを,つくづく感じます.これからも小さな事の積み重ねによって,大きな仕事をしてゆきたいと思います.

来年もリオタデザインをどうかよろしくお願いします!
この一年出会った全ての人に感謝して.皆さま良いお年を.


12. 12 / 27

S/M

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来月の竣工に向けて臨戦体制に入った「しだれ桜の家」の現場。片隅では佐々木棟梁と担当の牛島がなにやらモメている。やれ納まるとか納まらないとか。

この佐々木棟梁に現場に入って頂くのは、これで既に4件目だろうか。もうすっかりおなじみのはずなのに、毎回現場に行くたびに怒られる。怒られなくとも、いつも聞こえよがしに文句を言われる。難しい設計にしやがって。これまでで一番大変だよ!と。

それを聞くと僕はいつも嬉しくなってしまう。性格が悪いかもしれないけれど、現場で職人さんが苦労している姿を見るのはなかなか悪くない。これは建築家のS(サディスト)としての側面。こっちとしてはそれなりの挑戦状を叩きつけたわけだから、それなりにもがいてもらわないと。簡単な現場だなんて言われるのは心外である。

一方で難しい敷地や、お施主さんから無理難題を持ちかけられると、よせばいいのに喜んで受け入れてしまう。これは建築家のM(マゾヒスト)としての側面。

建築は最初のハードルの設定が高ければ高いほど素晴らしいものができる。それが経験的にわかっているから、より困難な道を求めて突き進んでしまうのだろう。困難の先には常に達成感と高揚感が待っている。それはひとつの麻薬のようなものかもしれない。

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寄居町の「緩斜面の家」が本日上棟しました.

つくづく思うのは建築に”引き”は重要な要素だということ.100m以上離れたところから建物の全貌がわかる住宅というのはそうそうありません.手前味噌ですが,計画通りの美しい架構につい見とれてしまいました.

寒い寒い一日でしたが,職人のみなさまお疲れさまでした.またMさん,これからますます楽しみですね!いろいろとお心遣いをありがとうございました.