13. 12 / 22

柿の木移植

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sekimoto

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都内某所の計画。ビルの谷間に窮屈そうに伸びる柿の木。でも昔は隣にはビルなんてなくて、2階建ての家だったそうです。70になるお父さんが小さい頃に苗木で買ってきたこの木は、毎年美味しい柿を実らせてきたとのこと。この日は耕水の湊さんに、計画にかかるこの柿の木をなんとか移植できないかのご相談。

柿の木は移植が難しいとされています。活着の可能性は20%もないかもしれません。けれどもこれが我が子なら、万が一にも助かる見込みがあるなら誰しもその可能性に賭けることでしょう。執刀医の湊さんからも大変難しい手術(オペ)になる旨の説明がありました。皆祈るような気持ちで見守ります。

13. 12 / 18

未完の

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現場に行ってモルタルで下塗りされた外壁を見ると,いつもきれいな色だなと思う.このままでいいんじゃないかと思うほど.内部に入ると作業用の照明が無造作に棚に取り付けられていたりする.これまた凝った照明計画にするより,ずっと魅力的な光を放っていたりしてはっとさせられる.

現場はやっぱり美しい.なんだろ,未完だからいいんだろうな.無限の可能性が詰まっている.仕上がったところを想像するのもまた楽しい.あれだ,子どもと一緒だ.幼いときほど可能性が詰まっている.それが成長すると…いや違う,何の話だ.

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今年3月に竣工した「緩斜面の家」の竣工写真を以下にアップしました.ゆるやかな緩斜面に建つ平屋建ての住宅です.竣工して半年ほど経ちますが,庭には緑が入り,またリビングにもセンスの良い家具がレイアウトされていました.

このおおらかな風景のせいでしょうか,この家に来るとほんとうにのんびりした気分になります.定住ですが,別荘のような佇まい.お施主さんはここから新幹線で通勤しているのだとか.う~ん,うらやましい笑

写真家は新澤一平さん.今回も素敵な写真をありがとうございました!

〇緩斜面の家/M邸 (2013年3月竣工) 撮影:新澤一平
https://www.riotadesign.com/works/13_kanshamen/


13. 09 / 26

メトロタイル

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「ほら,今人気のニューヨークメトロのタイルってあるじゃないですか」
クライアントにそう振られたって,涼しい顔で「あぁ,ハイハイ」と言わなくちゃいけない時だってあるわけです.

そんな「某人気スタイリストさんが広めたとされる今巷で人気のニューヨークメトロに張られていたタイル」なわけですが,プロであるはずの私はなにも知りませんでしたが,なにか.

このタイル,精度がひどくて厚みのばらつきが半端ないらしいんですが,このばらつき感がウリなのだとか.翌日,わが優秀な部下ウシジマ君は早速このタイルが実際に使われている店舗を調べあげ,メモをこっそり手渡してくれたわけです.見に行きましたよ,さっそく.ふ~むなるほど.

で,早速今日から使おうと思います.タイルじゃなくて.
「ほら,今人気のニューヨークメトロのタイルってあるじゃないですかぁ?」

13. 09 / 18

突風被害

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台風18号の影響で吹き荒れた突風は,熊谷市を中心とした埼玉県北部の地域に甚大な被害をもたらしました.

【報道】台風18号 突風、熊谷で26棟全壊

うちも2009年に熊谷で1件住宅を設計しています.「かたつむりハウス」といって,中庭を囲んだ木造2階建ての住宅です.心配していたのですが,お施主さんのKさんよりメールがあり,ご家族,家屋共に無事だったとのこと.ほっと胸をなで下ろしました.
Kさんからのメールを以下一部引用させて頂くと,

「突風の発生時は、もの凄い轟音と地響きで目がさめ、家ごと吹き飛ばされると、恐怖でいっぱいでした」

「両隣りの家は屋根瓦やカーポートの屋根がはがれたり、窓ガラスが割れたり、雨どいが取れてしまったり、、、裏のコンビニはガラスが割れて、商品が散乱していました。家の前の電線には、大きなトタン屋根が布切れの様にぶらさがっていました。 庭にはどこからか飛んできたガラスや瓦の破片、トタンが散乱し、昨日と今日はずっと掃除をしていました」

当時の様子はとても想像出来ませんが,さぞや恐ろしい状況だったとお察しします.
ところがお住まいの建物には何かがぶつかってへこんだ跡はあったものの,修繕の必要はなく,雨樋ひとつ飛ばずほぼ無傷であったとのこと.周囲に甚大な被害をもたらした災害の中,この家だけが受けなかった被害は奇跡のように思いました.

要因を分析すると,中庭を囲んだ壁が要塞のように突風を阻んだこと,駐車場の屋根も建物と一体で作ったこと,確かな施工,そしてなんといっても低く低く抑えたこの建物のプロポーションが,風を受け流し,建物へのダメージを最小限に抑えたのだと考えています.

周辺にもたらした被害を思うともちろん浮かれているわけにいきませんが,私にとっては,直接関係したKさんがご無事であったこと,そして我々が作った家が無傷でKさんを守ったということが何よりも嬉しく,誇らしく思いました.

当時遠景のこの住宅を眺めては,なんかフェラーリみたいだね,風を切って進みそうだね,と冗談交じりに話していたことを思い出しました.