12. 03 / 21
ペーパークラフト
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sekimoto
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> 建築・デザイン
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デザイナーの坂啓典さんに出会ったのは,今から10年くらい前の雑誌社主催のとある会合でのことだった.
坂さんの名刺の肩書きには「ペーパーエンジニア」と書いてあって,これはどういう仕事かと尋ねたら,いわゆる雑誌の付録などについているペーパークラフトを作る仕事なのだと話してくれた.そんなジャンルの仕事があったことにまず驚き,また興味を持った.
坂さんはグラフィックデザイナーにして,無類の北欧好き.そして家具・建築好きだったことから僕ともすっかり意気投合し,勢いから当時設計していたILMAという住宅のペーパークラフトを作って欲しいとお願いしたら,しっかりと応えて作って下さった.それが上の写真.リクエストはしなかったのに,ちゃんと施主の愛車だったミニまで再現してくれているところが,なんとも坂さんらしい.
そんな坂さんが,久しぶりに家具のペーパークラフトを担当したということで,掲載誌をわざわざ送って下さった.エル・デコ最新号の巻末にプルーヴェのアームチェア「Cite Armchair」.坂さんらしい美しいレイアウトと色使いのペーパークラフトで,折角送って下さったもののもったいなくて未だに切り取れずにいる.
ちなみに先のILMAのペーパークラフトは,当時100枚くらい刷っていろんな人にあげていたらほとんど無くなってしまった.これをお蔵入りさせておくのはもったいないので,これを期に急遽増刷で印刷にかけることにした(刷り上がったら,ご希望の方には無償でお譲りします!).
坂啓典さんの仕事はこちらから.>>図工室
12. 03 / 13
『川風の家』 オープンハウスのご案内
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sekimoto
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> 建築・デザイン
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先の震災より1年が経ちました.
本住宅はちょうど1年ほど前に計画がはじまり,施主は震災のショックにもへこたれず,我々も震災やその後の原発問題にも直面しながら今住宅に何ができるのかを問い続けた家づくりとなりました.
地域とつながる家.
家族がひとつになる家.
自然エネルギーを自然体で受け止める家.
ようやく竣工しましたので,是非お越し頂き皆様のご批評を頂きたく思います.
『川風の家/K邸』
日時:3月25日(日) 11:00~18:00 ごろまで
場所:埼玉県志木市柏町
(東武東上線志木駅よりバス/柳瀬川駅より徒歩20分)
木造地上3階建て
敷地面積:66.30m2/20.05坪
建築面積:35.30/10.67坪
延床面積:84.51m2/25.56坪
設計監理:リオタデザイン|関本竜太・三浦美紗子
構造設計:GAEA|佐々木大輔
施工:堀尾建設|鳥越豊
☆ご見学をご希望の方は, >>メール にて関本までご連絡下さい.
折り返しご案内をお送りします.
12. 03 / 02
カフェ crann
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sekimoto
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> 建築・デザイン
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カフェcrann(クラン)が本日オープンしました.
カフェcrannは,アイルランドにゆかりのあるオーナーより,昨年末に設計の依頼を受けたわずか4.5坪の小さなカフェです.
アイルランドは世界一紅茶が飲まれている国で,英国的な気取った紅茶文化というよりは,日本の緑茶のように紅茶が日常生活の一部に溶け込んでいるそうです.そのため,お店でも紅茶はかわいらしいマグカップで出して下さいます.
本日のオープンから3日間(金~日)は,紅茶とケーキのみ,時間も半日のみの試験営業となるそうですが,その後は少しずつ営業時間を延長し,フードメニューも増やしての営業とされるそうです.
カフェのカップ類はお店での購入も可能.当面の営業情報は以下の通りです.
[カフェ・crann]
・3月2~4日 12:00~17:00 (限定メニューによる営業)
・3月5日~末 10:00~20:00
・4月~ 8:00~20:00
★定休日 木曜日★
所在: 板橋区上板橋2-37-8 >>地図
詳しくはこちらのサイトより→ アイリッシュツリー
店舗面積:15.19m2/4.59坪
店舗設計:リオタデザイン 関本竜太+三浦美紗子
施工:エークラフト 伊藤英一郎
通りを挟んで向かい側にはコインパーキングもあります.駅からは徒歩3分くらいです.リオタデザインにお越しの方は,同じ東武東上線沿線ですので是非途中下車してお立ち寄りください.






12. 02 / 27
車窓から 2
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sekimoto
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> 建築・デザイン
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現在進行中のお施主さんの中に,鉄道の運転手さんがいる.
上板橋に停車している電車を朝出庫する際に,いつも気になっていた工事中のテナントがあったそうで,「なんだろう.北欧雑貨のお店かな?」と思っていたらしい.ところがつい最近うちのブログを開いたところ,実はそれもうちが設計したカフェだったことが判明したそうで・・・.
という,似たようなエピソードをちょっと前に書いたのを,覚えている人は覚えているかもしれませんが.1月22日のブログ・『車窓から』
偶然は重なるもので,きっとこの先もこのお施主さんの行く先々で気になった建築には,すべてリオタデザインがついてまわることでしょう.我々も東上線沿線における”デザインのサブリミナル効果”を今後もますます展開してゆきたいところです.
カフェ・crannは本日無事保健所検査も終わり,家具も入って3月2日の開店にむけてまっしぐらです.

今日は日大理工4年生の卒業設計の公開審査会があり参加させて頂いた.今日は一次審査で,この中から選ばれた10点が明日の二次審査に進むことができるらしい.
ちなみにこの学年は私が大学で教えさせて頂いた最初の学生でもあり,知っている学生も多く,少し感慨にふけりながらも厳しく?審査をさせて頂いた.
全体に言えるのは,我々の頃と違ってCADやグラフィックソフトを多用し,おそらくは直前に出力したものをそのまま貼りつけていることもあり,おしなべて情報が平坦で,こちらが眉間にしわを寄せて読み込んでいかないと,設計の意図や情報がなかなか頭に入ってこないものが多かった.
デジタル情報はこういう時には圧倒的に訴求性に欠ける.むしろ手描き(ハンドドローイング)や,まわりくどい説明は省いた簡潔な説明や形の方が自分の心にはよく響いた.
また自分の設計意図をしっかり相手に伝えようとする努力の跡が見えるものもあれば,全くそれを放棄しているものまであって,後者の場合はもはや図面を見る気もおきず,申し訳ないけれど一瞬で審査が終わったものもあった(実は半分くらいはそうだった).
でも社会に出たらそういうものだ.4年間の集大成を相手に伝えるということに対してどこまで真剣に向き合えたか,というところで明暗は分かれたようにも思う.
ともあれ,学生達の渾身のエネルギーの塊をいささか駆け足気味に眺めて審査票を出してきた.明日の二次審査には参加できないけれど,今年の桜建賞(最優秀賞)を手にするのは誰なのか,勝手に予想などしてみる.一応かつての受賞者として.
(まだ審査途中なので,写真は控えさせてもらいました)
ちなみにこの学年は私が大学で教えさせて頂いた最初の学生でもあり,知っている学生も多く,少し感慨にふけりながらも厳しく?審査をさせて頂いた.
全体に言えるのは,我々の頃と違ってCADやグラフィックソフトを多用し,おそらくは直前に出力したものをそのまま貼りつけていることもあり,おしなべて情報が平坦で,こちらが眉間にしわを寄せて読み込んでいかないと,設計の意図や情報がなかなか頭に入ってこないものが多かった.
デジタル情報はこういう時には圧倒的に訴求性に欠ける.むしろ手描き(ハンドドローイング)や,まわりくどい説明は省いた簡潔な説明や形の方が自分の心にはよく響いた.
また自分の設計意図をしっかり相手に伝えようとする努力の跡が見えるものもあれば,全くそれを放棄しているものまであって,後者の場合はもはや図面を見る気もおきず,申し訳ないけれど一瞬で審査が終わったものもあった(実は半分くらいはそうだった).
でも社会に出たらそういうものだ.4年間の集大成を相手に伝えるということに対してどこまで真剣に向き合えたか,というところで明暗は分かれたようにも思う.
ともあれ,学生達の渾身のエネルギーの塊をいささか駆け足気味に眺めて審査票を出してきた.明日の二次審査には参加できないけれど,今年の桜建賞(最優秀賞)を手にするのは誰なのか,勝手に予想などしてみる.一応かつての受賞者として.
(まだ審査途中なので,写真は控えさせてもらいました)
