12. 05 / 17

新体制です

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sekimoto

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> 仕事
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[caption id="attachment_4568" align="alignnone" width="560" caption="リオタデザイン勢揃い.左奥から時計回りに,吉里・三浦・牛島・私です."][/caption]

昨日より我々の仲間が一名増えました.吉里秀則くんといいます.
吉里くんはうちに来る前は長くインテリア業界にいたようですが,都内の著名店舗を手がけるなど実力は十分.正確にはまだ研修期間中の身ですが,是非やりとげて新しい戦力になってくれる事を期待しています.

とはいえ,スタッフが3人になるということは,独立時から全く想定していませんでした.私+スタッフ1名時代が長くあり,その後もスタッフはゼロになったり2人になったりを繰り返してきましたが,私が一度に抱えられる仕事数には限界があるのと,それをギリギリ処理できるスタッフ数ということでは2人がMAXだろうと考えていました.

今回の増員は単純に仕事が増えたから,ということだけではなく色んな事情が絡まってはいるのですが,ともあれ事務所が賑やかになることはいいことです.自邸設計時に完全にスタッフ数を読み違え,小さな事務所にぎゅうぎゅう詰めになって仕事をすることになってしまいましたが,それもまた良しとしましょう.

昨日は気持ちよい風が吹いていたので,中庭でのおやつタイム.吉里くんはしきりに「贅沢だ・・」と感動していたようですが笑.それも我が事務所で働く特典のひとつということで.皆さん,新体制でも楽しく仕事をしていきましょう.

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sekimoto

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> 仕事
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サイトに作品を追加しました.

[くじらハウス]
https://www.riotadesign.com/works/11_kujira/

新緑の気持ちの良い光での撮影となりました.
どうかご覧下さい!

12. 05 / 06

青森へ

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sekimoto

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> 旅行
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[caption id="attachment_4506" align="alignnone" width="560" caption="ねぶたの家・ワラッセ"][/caption]

この連休は青森に行ってきました.青森には二つの行ってみたかった美術館があり,ひとつは十和田市現代美術館(設計:西沢立衛),もうひとつは青森県立美術館で,ちょうどこの県立美術館で「フィンランドのくらしとデザイン展」というフィンランドの展覧会が開催されていることもあり,これに引っかけて足を延ばすことにしました.

ただ旅行中は,青森はずっと雨.気温もぐっと下がってとにかく悪天候と寒さにやられました.それでも,最初に寄った十和田では,街にひらかれた豊かな美術館のあり方にも触れ,また県立美術館では,隣接する山内丸山遺跡との対応から決められた建物の配置や,小空間と大空間を散りばめたような構成など,その素材感も含めて好印象を持ちました.

また悪天候の中,弘前にも足を延ばしました.満開の桜を見るはずが実際には一足遅くてすでに葉桜.それでも品のある弘前城の佇まいや,周辺に点在する前川國男設計の市役所や博物館なども見れて充実した旅程でした.

目的だった建築とは別に,青森で見たねぶたの家・ワラッセで見たねぶたの文化や,実物のねぶたにも感動しました.また食べ物も何を食べてもおいしかったです.

青森の光景はのどかで空気は澄んでいました.郊外に出ると木の香りがして,どこかフィンランドや北欧の国を思わせるような風景でした.本場のねぶた祭りをはじめ,また来たくなる場所でした.

[caption id="attachment_4507" align="alignnone" width="560" caption="十和田市現代美術館"][/caption]
[caption id="attachment_4520" align="alignnone" width="276" caption="青森県立美術館"] 

 

[/caption]

12. 05 / 02

ご連絡

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sekimoto

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> 仕事
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明日からの連休後半(5/3~5/6)は、旅行に出かけておりますので事務所へのご連絡には対応できません。予めご了承ください。

急用の方は携帯に頂くか、メールにてメッセージをお願いします。

例年GW中に頂くご連絡が多いので、念のためのご連絡でした。
皆様もどうか良いお休みを!

12. 05 / 02

スタディ模型

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sekimoto

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> 建築・デザイン
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建築の形を決めてゆくプロセスで,プランニングよりも膨大な数のボリューム模型を作り,外側から形を決めてゆくというのが最近主流の作り方のようです.

実際大学でも,学生には図面よりも模型を作らせることに重きが置かれています.建築は常に立体で考えないといけないので,2次元の発想から抜け出ることのできない学生には,スタディ模型を一つでも多く作らせることはある意味意義ある試みとも言えます.

ところが私がかつて勤めていた事務所では,プランも固まっていないのに模型を作っているとよく怒られたものでした.模型は平面図と立面図を描いてから作るものだと.当時の僕は図面よりも造形から入る傾向があったので,自然と模型から入るクセがついていたのですが,やはりプロの世界は違うのだなとその時は思いました.

その影響かどうかはわかりませんが,うちでは今でもプロセスでスタディ模型というものをあまり作りません.計画は徹底的にプランニングに向き合うことで作ってゆきます.2次元のスケッチは描いているそばから頭の中で3次元に変換されてゆきます.それはある意味これまでの鍛錬の賜とも言えるかもしれません.

模型を作るのはプレゼン模型を作る直前にラフを作り,イメージのすりあわせをするのと(その段階で大きくメスが入ることは多々),その後にプレゼン模型を一発勝負で作るというのがウチのやり方です.

その後も徹底的にプランと断面,スケールに向き合うことで全体のプロポーションを詰めてゆきます.プランや断面が美しい建築は必然的に美しい建築になると今では信じていますが,それは若かったあの頃にはわからなかった境地とも言えるかもしれません.

カタチから入る弊害としては,目先の形に引っ張られて,こうしたいと願うあまりプランが不自然な形にゆがんだり,建築家の恣意性のようなものが前面に出てきやすいことなどがあります.今ではそういう要素を可能な限り排除したいと思っているので,よりストイックに図面と向き合う作業に時間を費やすようにしています.

とまあ,ここまで書いてきてなんですが….

今向き合っているプランニングにあたっては,珍しくプロセスを逆転して試行錯誤中.ラフにプランニングしては模型を作り,それを切り刻んではプランに反映し…という具合に.これまで封印してきた手法ですが,複雑な空間をいろんな角度から検証するには,あらためて有効な手法のひとつとも言えるかもしれません.

スタッフが皆図面作業に没頭しているので,現在所長自ら模型と格闘中.僕自身が模型を作るというのももう何年ぶりだろう.仕上がりを気にせず,ラフスケッチのようにザックザックと目の前の模型を切り刻んでいます.