京都滞在は最後にTIME’Sへ。
安藤忠雄さんによるTIME’Sは第一期が1984年に竣工。下層部は高瀬川の水面スレスレに建てられ、1991年には第二期も実現し、都市的な文脈を紡ぎながら立体迷路のように入り組ませた構成がとても魅力的だった。

安藤さんは学生時代のヒーローだった。学生の頃の作品は(多分同時代の学生が皆そうであったように)安藤さんに強く影響されていたし、TIME’Sは行政と折衝して無理を通したとか、勝手に隣接地に第二期を計画して実際に建ててしまったとか、そんな武勇伝にも心が躍る思いだった。(実は就活でもいちばん最初に電話をしたのが安藤さんの事務所だった)

ところがそんなTIME’Sも、数年前のコロナ期に通りかかったらほぼ閉鎖されていた。行く末を案じていたものの、最近になって京都建築センターが入り積極的に建築ツアーなども行っているという。

久しぶりのTIME’Sは、相変わらずテナントは歯抜け状態だったけれど、いくつかのテナントは入っていて、水辺も活用されていてちょっと嬉しかった。ちょうど開催中のTIME’S展も、自分の原点を思い出す良い時間になった。またかつての活気が戻ることを願って!