丸山弾さんの芳賀町の家へ。不思議な佇まいの家。和でも洋でもない感じ。地面から生えたのではなく、空から降ってきたみたいな、そんな印象の家だった。

室内も抽象化されていて、視線を外に導くための設えだという意図も伝わってきた。「船みたい」田園風景に囲まれた環境を海だとするなら、そんな例えがしっくりくる。たぶん、弾さんが感じた敷地の印象はまさにそんな感じだったのではないか。戦わずに浮かべた。それが導いた答えだったのではないかと想像した。

私なら何ができただろう、と考えるともしかしたらもう少し風景の見え方にヒエラルキーを付けたかもしれない。風景を等価に捉えるというのは弾さんの住宅の特徴なのかもしれない。

空間の抽象化は、同時間に来ていた若原さんに似ているようで違うこともわかった。若原さんは視点が動的で、弾さんは静的なのだ。同じく同時間にいらした石川素樹さんはもっと違う。風景との距離の取り方、視点など気づきがいろいろあってとても楽しかった。

最後はそんなたまたま居合わせたおじさんたちで記念撮影。弾さん、今日はご案内ありがとうございました!



左から、私・石川素樹さん・若原一貴さん・丸山弾さん