
昨日は永福の家のオープンハウスでした。
スケジュールの関係で1日だけのご案内となり、人数集中のため事前申込みも早々に締め切ってしまったので、あまり広くお知らせできずすみませんでした。
敷地は46坪ほどあったものの、建蔽率は40%、壁面後退1.5mという厳しい建築条件があり、建蔽率目一杯を使いながら1.5mの後退空地をいかに使い切るかも同時に考えた計画です。結果として、下町の路地のようなかわいらしいアプローチと庭先が生まれ、奥へと延びる空間は非日常感のあるシークエンスにもなったように思います。
ひっきりなしに見学者がいらしたため、何度かに分けてルームツアーも行いました。ただ設計条件は語れても、どうして設計がそうなったのかは私にも謎ばかり、、。最近どんどん設計が感覚的になっていくのを感じます。
今回は普段あまり使うことのない障子を空間に取り入れたことで、空間に予期しない変化が生まれたことも発見でした。建主さんの持つ教養と文化度が、今回の空間に品格を与え、いつもとは違う場所に連れて行っていただけたような気もします。
お越しくださった皆さま、ありがとうございました!



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また建築ウェブメディアの architecturephotonet 編集長の後藤連平さんもいらして下さり、SNS上にて丁寧なレビューを寄せて下さいました。
建築ディテールの話というより、我々の住宅設計への向き合い方に対して、かなり核心的なことを書いて下さっています。
詰まるところ、私のモチベーションのコアは建築そのものというより、人との関わり方のようなことなので、そのようなお話ができて楽しかったです。はじめて来てちょっと見ただけでここまでのことを感じて頂けるとは、やはり後藤さんはすごい方だなと思いました。
以下にもリンクさせて頂きます。
後藤さん、ありがとうございました!
