昨日はスタッフを連れて、PSモンスーンでのアアルト財団ヨーナス・マルムベルグさんによるアアルトセミナーへ。
アアルト建築の動的保存を専門とするヨーナスさんの話の視点はとても刺激的だ。アアルト財団はアアルトの建築を、形骸化した保存ではなく、常に「使われながら残す」というアクティブな保存手法をとっている。
アアルトスタジオは財団事務所として今もなお使われているし、サウナッツァロ役場は宿泊施設として、パイミオもその用途を二転三転させつつも、オーナーに建物を正しく使ってもらうための努力を欠かさない。間違っても電飾看板は付かないし、建築の価値を損ねるようなことは財団が、そして国民が許さない。
そこには「オリジナルに忠実に」という精神と、「そもそもオリジナルとは何か?」という柔軟な姿勢とが表裏一体になっていて、思考停止していないところが素晴らしいと思う。そういう竹を割ったようなわかりやすい思考は、やっぱりフィンランド的で清々しい。
素晴らしいレクチャーにお誘いくださりありがとうございました!
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