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sekimoto

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このたび設計監理料率を改定させて頂きました。
https://www.riotadesign.com/service/

従来:12万円/坪+20万円(確認申請が必要な場合)
+構造設計料(新築の場合@1.5万円/坪)
↓↓
改定後:15万円/坪+20万円(確認申請が必要な場合)
+構造設計料(新築の場合@2.0万円/坪


多くの設計事務所が工事費の○%という料率を採用している中で、弊社は面積ベースで設計料を計算させて頂いています。

これは過去の苦い経験があったためで、工事費の○%の場合、基本的に予算が厳しい案件は設計料が低くなり、余裕がある場合は高くなることになります。しかし往々にして、設計は予算が厳しい方がより手間もかかりますし、見積調整にも時間がかかったりするものです。

そこで建て主さんのご予算に関係なく、大きい建物は多めに、小さな建物はその逆ということで、原則として面積ベースで設計料を決めるという方法を採ってきました。

では、工事費ベースに直すと、うちって何%くらいなんだろう?ということになるのですが、いまうちの設計で見積調整をして契約に至る工事費は、おおよそ坪130万(税別)くらいというのが平均値になっています。そうすると、30坪の住宅では工事費は3,900万、設計監理料は425万ということになります。

そうすると工事費ベースの料率に直すと、、なんと約11%という激安設計料だったことが判明しました!汗

といっても、一般の方にはそれが高いのか安いのかもわからないですよね。一般的に住宅を設計する設計事務所の場合、私のようなベテラン設計者の場合、設計料の相場は13~15%くらいだと思います。11%なんて、正直うちを卒業して独立した若手スタッフより安い設計料です。オソロシヤ、、

そういうことにずっと無頓着で来たことや、ここ数年の工事費高騰に、自分たちの設計料が実情と乖離していることに気づいていませんでした。今契約ベースで進んでいる建て主さんは、本当にラッキーだったと思います笑

改定後の設計監理料では、30坪の住宅では工事費3,900万に対して、設計監理料は530万となり、工事費ベースの料率では13.5%となりますので、まぁまぁ相場並みかなと思っています。

実のところ、うちの設計は本当にコテコテに密度の高い業務をするので、もっともらっていいんじゃないかと思わなくもないのですが、あまりに一気に上げると干される恐れもあるので、、まずはこの辺りで手を打っていこうと思います。(それでも相当おトク感があります!)

現在ご相談を頂いております建て主さんも、まだ契約前の案件につきましてはこちらをベースに算定させて頂きますので、何卒ご理解の程お願い致します。