20. 03 / 25

明日は我が身?

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sekimoto

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> 思うこと
> 生活


ちょっと前のこと。朝起きて少し違和感があった。
「風邪かな?」体温を測ったら37.2°(微熱)。すっと血の気が引いた。固まっている私に奥さんから「熱あるの?」と訊ねられるものの、「いや…別に」これしか言えなかった。

喉に違和感があり、少し頭痛があった。少し前なら「ただの風邪」だけど今は違う。「コロナだったらどうしよう?」…なんて恐ろしい想像だろう。若いから軽症で済むなどということは何の慰めにもならず、自分が社会に与える(かもしれない)影響力に、ただただ絶望しかなかった。

次々にいろんなことが頭に浮かぶ。家族やスタッフにも感染していたらどうしよう。直近の予定は?今進んでいるプロジェクトはどうなる?事務所は閉鎖か??ひとり震え上がった。一度コロナにかかったら、たとえ治っても私の周りに近寄る人はいないだろう。私も今後相当の活動を自粛せざるを得ない。

とりあえず、その日は病院に直行した。もちろん、コロナの判定をしてもらえるわけでもなく、風邪薬だけをもらって帰宅した。

結論から言うとご心配なく。翌日にはすぐに楽になり、熱もなく、咳ひとつなく、単に疲れていただけのよう。助かった!体がというより、社会的に生還した感じ。

わずかな時間だったけど、自分が今コロナになったらとイメージ(妄想)したおかげで、コロナ問題の恐ろしさを切実に感じた。明日は我が身だと思った。