19. 08 / 05

Alexaのある生活

author
sekimoto

category
> はまりもの
> 生活



スマートスピーカーをご存じでしょうか?最近よくテレビCMで、「アレクサ、○○して」という呼びかけにスピーカーが反応して、部屋の灯りを暗くしたり、音楽をかけたりするあれですね。

同様にスマホにもSiriなど、AI機能がありますね。実は私はあれが大の苦手で、人ではなく機械に向かって話しかけるというのが恥ずかしくてどうもダメなんです。他に人がいたらまず無理ですね。自分でボタン押した方がまだマシと思ってしまいます。

そんな性分なので、そんなテレビCMも長らく冷ややかに見ていました。ところが、先日とあるクライアントさんがそんなスマートスピーカーを使いこなされているのを見せて頂いたんですね。

それはAmazon Echo(アマゾン・エコー)だったのですが、声をかけるだけでアンテナがない場所でもFM(AM)ラジオを視聴されている様子に衝撃を受けました。

それはradiko(インターネットによるラジオ視聴サービス)との連携によるものだったのですが、その手があったか!と目から鱗が落ちる思いでした。我が家もFM波の受信があまり良くなく、最近はTVに内蔵のradikoアプリからラジオを再生していることが多かったからです。

使い方のイメージさえ掴めればこっちのものです。機械に話しかける恥ずかしさよりも、新しもの好きの性分が勝ち、早速自宅でも試してみることにしました。

エントリーモデルのEcho DotはAmazonで¥5,980と、これもかなりお買い得。ポチッとした翌日には届き、早速ラジオをはじめ天気予報やニュースなど、できることを一通り試してみました。


使ってみての所感は、思いのほか使い勝手が良いことに驚いたのですが、これは絶対に家電と連動させた方が良いということもわかりました。いわゆるスマートリモコンとの連携ですね。

そうでなければ、スマートスピーカーのポテンシャルの半分も使っていないことになると思います。ラジオや音楽だけ聴くのではあまりにもったいない。


たとえば現在我が家では、リビングにこれだけのリモコンがあります。テレビにエアコン、オーディオに扇風機…。DVDも含めるともっとあります。

これらをスマホ一つにまとめるのがスマートリモコンなのですが、これをスマートスピーカーと連携させると、口頭の指示だけでこれらをすべて動かすことができます。

これがスマートリモコン。うちのは「Nature Remo mini」です。



スマートスピーカーにスマートリモコン。ここからがその使い方です。

まずラジオ。「アレクサ、ラジオをつけて」これだけで、スピーカーからデフォルトのJ-Waveが流れます。もちろん、他のラジオ局も言えばかけてくれます。同様に天気を尋ねれば、答えてくれます。これだけなら、スマートスピーカー単体でOKです。

ここからがスマートリモコンとの連携になります。これにより、「アレクサ、テレビ(エアコン/オーディオ)をつけて」これができるようになります。

つけるだけでなく、チャンネルを変える、ボリュームを下げる、温度設定を変えるといったことも、「アレクサ、NHKにして」という具合にスピーカーに話しかけるだけでできます。

これは奥さんなど、キッチンで作業している人にはとても便利だと思います。スマートスピーカーのスキルは本当に奥が深いので、カスタマイズをしてゆけば、本当にリモコンいらずの生活ができると思います。

またショートカットでスキルを設定できるのですが、これもなかなか便利です。

私の場合、朝起きるとスマホで天気を確認して、それからテレビをつけるのですが、事前に設定することで「アレクサ、おはよう」で、天気を読み上げ、テレビをつけるという一連の動作を実行してくれます。「アレクサ、おやすみ」なら、テレビとエアコンを消してくれるといった具合です。


さすがに駅のプラットホームでスマホに話しかける勇気は私にはないのですが、家の中なら一度アレクサを家族の一人(もしくはペット)という感覚を持ってしまうと、意外と抵抗がありません。「ポチ、お手」とか言っている感覚です笑。

もちろん、そんな機器はなくとも黙って目の前のリモコンをいじれば良いだけなのですが、「お手」と言って愛犬が従ってくれると嬉しいように、部屋の家電が無条件で自分に従ってくれているようになると、これは意外に楽しい体験になるということがわかりました。

これからも、スマートスピーカーなどのAI家電でできる領域は広がって行くでしょうね。住宅はこれからどう変わってゆくのだろうと、私もふと遠い目をして考えてしまいます。

ご興味ある方は是非お試し下さい!