以前告知させて頂いた、OZONEでのホテリアアルトセミナーが昨日無事終了し、ようやく肩の荷を下ろすことができました。私はファシリテーターということで、全体の進行役を務めさせて頂きました。来場者数は80名を越えほぼ満席の状況でした。

昨年のビルダーズでは私なりの解説を書かせて頂いたつもりでしたが、昨日のセミナーではようやくその”答え合わせ”をすることもできました。

それにしても、昨日も「匂いを消す」「(柱を)2本にすれば空間になる」など、設計者の益子義弘先生の”名言”もいくつも飛び出し、壇上からなるほど・・と唸りつつ、すとんと落ちたこともたくさんありました。


私からは、ホテリアアルトにある随所のディテールについて全力で妄想解説。益子先生曰く「関本さんは深読みしすぎ!」。しかしご本人からご説明して頂くと、あながち私の深読みも間違っていなかったんじゃないかなとも思いました。


当初「居心地とは?」という着地点が見えず、どうしたものかと頭が真っ白になりながら進行していましたが、益子先生、そして宗像オーナーの言葉に助けられながらなんとかゴールすることができました。

総括すると、益子先生の建築に流れるゆるやかな空気とその居心地の良さに宿るものは、しっかりと細部までを詰めた上で、最後は消しゴムで引き算してゆくという大局観だったような気がします。

どうしても私などは、空間を細部までキレッキレに納めたくなるもの。まだ若いですね笑。引き算の手法こそが我々がホテリアアルトから学ぶべきものなのかもしれません。


終了後の打ち上げの席にて。
宗像オーナーからは、「会場では話せなかったけど」と裏トーク。そこからは益子先生を”居心地悪く“させる(褒め殺しで?)トークで大盛り上がり。ホテリアアルトな夜は終わりません…。


皆さまお疲れさまでした!
ご登壇下さった益子先生、宗像オーナー、ご協力誠にありがとうございました。

また企画をともに進めたOZONEの阿比留さんにも、この場をお借りして深く御礼申し上げます。楽しかったですね!また一緒に企画して何かやりましょう。