author
sekimoto

category
> 仕事



昨年竣工した「トンガリの家」の写真を[作品]にアップしました。
>> https://www.riotadesign.com/works/14_tongari/#wttl

写真家は新澤一平さんです。

撮影日を設定して、ずっと快晴の日が続いているのに、撮影日になると雨、というのが3日くらい続きまして、日延べに次ぐ日延べ。撮影日がズレると、スケジュール調整もさることながら、クライアントも”その状態”を維持しないといけないので精神的にも堪えることになります。とくに元気盛りの男の子がいる家庭はなおさらですよね。

今回は根気強くお付き合い頂きました。なんなら、定期的にこういう機会作りましょうか?という。常に美しさが保たれますから笑


新澤さんには、「是非お子さんを入れたカットを」とお願いしたのですが、とても素敵な写真を撮って下さいました。クライアントさんも良い記念になったことと思います。

さてトンガリの家、敷地が三角なので、建物も三角です。いや、正確には三角でもなくて、多角形平面に多角形屋根を乗せています。設計もさることながら、施工もかなり大変だったと思います。でもできました。

基礎的な要素をキチンと積み上げてゆくと、ちゃんと最後にはできあがるというのが物づくりの面白いところです。


こういう写真だけ見せられると、建築家の家って斬新だなあという印象を持つ人がいるかもしれませんが、それは誤解です。普通ですよ。ごく普通に、あたりまえのことをコツコツ解決していった形がこうなっているということなんです。

だって、敷地が三角なんですよ?そこにどこにでも建つような四角い家建てたら、そっちのほうが空気読んでないってことになりませんか?読もうよ空気。熱湯が張られていたら、自ら飛び込めって事ですよ。

と上島竜平を見ながら思うわけです。