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sekimoto

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大型新人の登場です。緒方彩乃、まだ現役の大学生です。正式には来年の卒業と同時にうちの正社員となりますが、実際には非常勤ながら、もう既にうちのスタッフとしてバリバリ仕事をしてもらっています。

私が留学したフィンランドでは建築学科の学生が、バイトではなく、普通に設計事務所で担当を受け持って仕事をしているという日常がありました。頭で考えただけの建築と、リアルに建てる建築は分けて考えるものではなく、同じ思考の連続で考えるべきものです。彼女にとって、きっとこの一年は学ぶことの多い一年になることでしょう。

彼女はかつて私が設計を指導した学生でもあるのですが、当時から控えめながらその素養は特筆すべきものがありました。音楽の絶対音感と同じで、スケールやセンス、バランス感覚のようなものは教えられて得られるものではありません。

彼女は建築理論をこね回すよりも、実務で頭角を表すタイプだと密かに踏んでいるのですが、私の期待通り、早くも限られた時間の中でキッチリ結果を残す意識の高さと、情報処理能力の高さをいかんなく発揮してくれています。

もしかしてインテルハイッテル?
リオタデザインにようこそ!