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sekimoto

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現在発売の「住まいの設計(扶桑社)」3月/4月号の巻末,「地元建築家がガイドする名建築」のシリーズに,地元愛媛に戻って事務所を開いた,うちの元スタッフ二宮一平が登場です.実はこの「地元建築家がガイドする」シリーズ,埼玉編は過去私が担当しました.リオタデザイン,ついに埼玉と愛媛を完全制覇です笑.

二宮はうちの記念すべきスタッフ第一号.住宅の処女作「ILMA」を設計中に転がり込んできました.「お金は払えないよ」の言葉通り,最初の数ヶ月は本当に無給だったと記憶しています.二宮と過ごした中目黒時代には泣ける話もいくつもあります.本当の意味で苦楽を共にしたスタッフの一人です.

当時まったくの無名だった私の事務所に飛び込んだ彼の勇気や無謀さにも敬服しますが,今では地元で少しずつ根っこを広げつつあるとの近況に,少しほっとしてもいます.彼は事務所を去るときにこう言いました.「自分はリオタデザインの経歴で今後も食っていきますので,関本さん,どうかもっと活躍して僕を食わして下さい!」

半分冗談交じりながらも,これは結構切実な問題.建築家にとっては,どこで下積みを経験したかというのは一生ついて回る問題なのです.そんな誌面に載った彼の経歴にちょっと感慨深いものを感じました.なんと愛媛編は2号に渡って特集だそうです.次は本業の建築作品で,堂々と誌面を飾って下さい!

ちなみに同じ号の,東芝の太陽光発電のPRページにさりげなく登場しているのは,”練馬の栗原はるみ(私が勝手に命名)”こと,FILTERのUさん.その超絶的住みこなしっぷりで,OB施主に半端ないプレッシャーをかけ続けているとかいないとか.

今後とも”模範的クライアント”の一人として,抜き打ちの訪問にも耐えるような住みこなしぶりに期待するばかりです.Uさん,今後ともよろしくお願いします!
(地味に私もUさんに,プレッシャーをかけ続けているとかいないとか)