この春3人目のオープンデスクは、東洋大学の浦愛海さん。いつもは設計課題を出してエスキスするのだけれど、今回は実験的に造形演習課題を出題することに。
一枚の紙に、切る、折る、曲げるといった単純操作を加えるだけで出来上がる造形を、最終的にはスケールや空間認識にまでつなげる。この課題の良いところは難しいことを考えずに無心になって取り組めるところ。コンセプト教育の弊害か、直感に従えばわかることを、こねくり回しすぎて迷路に入ってしまう学生のいかに多いことか。
コンセプトや奇抜な形を無理やり捻り出すのではなく、思いもよらない形の発見から、そこに“空間のタネ”を見出してもらいたい。ルールの発見は建築のはじまりにつながる。
浦さんはとても勘の良い子で、こちらの意図通り初日からどんどん形を生み出してくれた。あっという間にダンボール箱がいっぱいに!
行き詰まったら手を動かす。無心でやれば形が見える。新年度からの大学でも、今回学んだそんなブレイクスルーを活かしてほしい。
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