この夏もオープンデスクの学生さんがやってきました。この夏のトップバッターは中央工学校2年の山脇銀史郎くんです!

銀史郎くんの中央工学校では、夏休みのオープンデスクを推奨しているそうで、学校に提出する受入れ証を発行してもらうために、オープンデスク前にも一度挨拶にやってきました。大きな声でハキハキ話す子でとても好感を持ちました。

年齢も私の息子と同じ歳!とうとうオープンデスクも息子世代になってきました。感慨深いです。

いつものように設計課題を出して一週間設計エスキースに励んでもらいましたが、銀史郎くんはとても手が早くて、その日に考えたことをすぐに図面に表現することが出来るという能力を持っていました。

これって四年制大学に通う学生でも(いやプロの設計士でも?)なかなかできないこと。これはセンス以外のなにものでもないと思います。

図面の詳細に目を凝らせば、もちろんツッコミどころはいろいろあるのですが、それらを指摘するとすぐに理解し、翌日にはそれをリカバーする案を考えてきたりと、こちらも指導しながら楽しかったことです。


研修中は進行中の現場にも何度か連れて行きました。

学校の設計課題もそうですが、設計だけでは絵に描いた餅のようなものです。現場でどうやって作っているのか、またリアルな空間の骨格を体験できたことで、事務所に戻ってからの設計エスキースも、それらをフィードバックしてより筆が走るようになったようです。

最後には恒例のスタッフへのプレゼン!銀史郎くんは断面図に細かい家具なども描き込んで、より生活のリアリティを追求してくれました。これも住宅を設計する上で、とても大切なことですね。

短かった5日間の研修ですが、多くのことを吸収してくれたようで、そのあと熱い思いのこもったメッセージを送ってくれました。どうもありがとう!

見学に行った現場が竣工した際には、是非実際の空間を見に来てくださいね。