22. 02 / 09

よく気づく人

author
sekimoto

category
> 思うこと


自分で言うのもなんだが私は結構細かいことに気づく人間だ。私はそんな「よく気づく人」代表として言いたい。よく気づく人は損しかないということを。

よく気づく人は、人のアラにもよく気づいてしまう。ボケに対してツッコまないわけにはいかなくなってしまう。そしてツッコんだあとに思うのは、自分は面倒くさい人だなあということだ。いつの時代も、正しい人は嫌なヤツなのである。

一方の気づかない人には得しかない。

そもそも違和感を持たないのでストレスにもならない。器の大きい人だと尊敬される。するどい事を言わないので、集団の中では癒やし系になって愛される。やさしい人だと思われる。ずるい。

段取りが悪いとまわりからフォローしてもらえる。あの人はそういうこと苦手だからと、それだけで免罪符。そしてそこに手を貸してしまうのは、結局はよく気づく人になるのだ。

だからよく気づく人は人の二倍働いていることになる。人並み以上に働いているのに、神経質で面倒くさい人だと思われるのは残念だ。ずるい。やはり損しかない。

よく気づく人はそんな理不尽さを感じながら、どこかでその埋め合わせを期待している。だから人から感謝されるのが大好きだ。

「○○さんのおかげで」なんて言われると有頂天。やっぱり自分がいないとダメなんだなとか、単純なことで満たされる。ある意味扱いやすいとも言える。

だからまわりのよく気づく人には感謝しようという、そういう話。