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sekimoto

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リオタデザインとしては珍しく住宅の部分改修の計画を進めさせて頂いていたのですが、ようやく完成し、本日一部の方を対象に内覧会を実施させて頂きました。

既存の空間は、ダイニング側と奥の和室との間に襖戸があり、2室に仕切られていました。この状態で改修を進めても、ダイニングの中心が据わらずソファも置けないなどの問題もありました。要は中途半端に空間を仕切ったことによって、空間が「狭い」+「狭い」=「とても狭い」になっていたんですね。

こちらが現況の空間です。



こちらの2室をつなげて1室にし、キッチンとダイニングをシームレスにつなげた家具を中心に挿入することで、ダイニングと家族が中心に据わったプランに生まれ変わりました。


設計はキッチンまわりを重点的に。ほかにも目立たないところに収納を可能な限り造り付けることで、ちょっとしたことで家が雑多にならないように工夫を凝らしています。和室だった部分の障子もそのまま活かしています。なかなかイイ感じです。

本当はもっと収納を作り込んでいたのですが、最後に予算の壁に拒まれてだいぶ削りました。ですが、おそらく今日見て頂いた方は、どこが削られたのか見ていてわからなかったかもしれません。



この日は昨今のコロナ感染拡大のことや、空間が小さいこともあり、内覧会は現在進行中の一部の建て主さんなどに声をかけて実施させて頂きました。

おそらくここ数年で一番小さな計画でしたが、密度の詰まった良い空間になったと思います。施工を担当下さった、エークラフトさんにもこの場をお借りして御礼申し上げます。いつもながらに、精度の高い仕事でした。



建て主さんのご配慮で、こんな可愛らしいメッセージ付きのお菓子も置いて下さいました。Mさん、ご配慮をどうもありがとうございました!