花小金井の家、小雪が降る中昨日は施主検査がありました。現場はまだ外構を残していますが、内部と造園はほぼ完了です。
この住宅はスタッフ砂庭の最後の担当案件で、彼女はこの仕事を最後に今月末には事務所を離れます。いろんな意味で、この住宅は彼女なりの集大成の仕事になったのではないかと思います。
毎回思うことですが、自分たちの仕事というものはなかなか客観視することができません。自分たちではそれがベストと思える選択肢を積み上げてきているつもりですが、それが積み上がった姿が本当にベストであるかどうかは、もはや我々の判断を越えたところにあるように思うからです。
この日は検査後、諸事情あって引き渡しを待たずに、一足先に工務店さんや造園家も交えての打上げの席を設けて頂きました。私はこういう席が好きで、関係者とお互いを労いあいながら、困難だったプロセスやあの時どんなことを考えていたかなど振り返る良い機会になります。
そしてもう少し言うと、我々にとっての本当の仕事のゴールは、建主に依頼された住宅を正確につくるということですらもしかしたらなく、それが街の共有資産になり愛される「街の顔をつくる」ということにあります。こちらは街ゆく人たちによって、長い時間をかけて今後評価されてゆくことですが。
以前も書きましたが、今週24〜25日にかけて内覧の機会を設けます。ご興味ある方は、個別にご連絡頂ければご案内をお送りさせて頂きます。
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