先日より告知しておりました「建築知識2019年7月号」は本日(6月20日)発売になりました!

『リオタデザイン関本竜太が教える 木造住宅できるまで図鑑』
[建築知識2019年7月号(エクスナレッジ)]

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エクスナレッジさんも書店販売にも力を入れて下さっているようで、本日より池袋の三省堂、新宿の紀伊國屋書店などでは以下のようなPOPも用意して下さっているようです。

また店頭で購入された方には写真に写っているスケール入りクリアファイル(今回のためのオリジナル製作)もプレゼントして下さるとのこと。すごい、、。ネットでポチるのも良いですが、このキャンペーンを見かけたら是非店頭でもお求め下さい。


そしてこんなポスターも!
でかい、、汗


実は2日前には出版を記念して、というより、関わって下さった編集部の皆さんと”お疲れさまでした会”を都内で開かせて頂きました。月刊誌のサガですが、ピリピリと緊張ムード漂う進行スケジュールの中、無数の原稿と校正と質疑応答が入稿直前まで飛び交っていました。

大変でしたが、一番大変だったのは言うまでもなく建築知識編集部の皆さんだったと思います。そして、解説のための大量のアクソメ図や内観パースを起こしてくれたのは、OBスタッフの吉里くんです。これも死ぬほど大変だったと思います、、。


皆さまこの号のために全力を注いで下さいまして、本当にありがとうございました!

ちなみに、今回メインの編集担当は建築知識の伴京子さんです。
とても可愛らしい方なのですが、この表紙で舌を出しているこのキャラクターが本人にソックリ!と一部で話題になっています。担当編集者の職権乱用ではないことを祈ります。

ご本人が上の写真のどこかに写っているはずです笑



さていよいよ解禁となりましたので、少し内容についても触れておきたいと思います。

まず全編を通じて、まぁマニアックな内容で埋め尽くされています。「隙間を見たら情報で埋めろ」というのが建築知識のモットーなのか、余白恐怖症なのかはわかりませんが、とにかくこの情報量はすごいです。

もっとも、このテキストの過半は私が起こしているのですが(相当な文章量でした)。本文に盛り込めなかった内容も、イラストの吹き出しやキャプションなどに割り振られて網羅されています。ですので、どうか吹き出し一つ取ってもどうかお見逃しなく!(どーでもいいとか言わない)



そして担当編集者と我々関係者を大きく悩ませた問題の記事はこちら。
まぐさについて。


これまであまたの地味記事を掲載してきた建築知識においても史上初、間柱とまぐさだけで2Pを構成するという荒業!ないわー

だって聞かれたってないですもん。「関本さん、まぐさの施工で気をつけるポイントは何ですか?」って、「知りませんよ」としか言いようがありません。現場を担当した山崎工務店の監督ですらさじを投げる始末。「そんなん、大工が考えることですから!」

そんなん知らない、と誰からも見放されたページ担当の久保さん。涙で枕を濡らし眠れぬ夜を数えたそうですが、きっとイイことありますよ!たぶん…。


そしてなんといってもこのDVDです!

この「路地の家」の全図面が写真付きで収録されています。これは相当な決断だったと自分でも思います。(なによりご許可下さった建て主さんに感謝したいと思います)

その背景としては、図面を見たくらいでリオタデザインの住宅は絶対に真似ができないという(根拠のない)自負があったこともありますが、もうひとつは私もかつて初学者の頃、スタッフ時代や駆け出しの頃に、やはり建築知識を目を皿のようにして眺めて先達のノウハウを吸収したということがありました。

もはや一定の技術水準にある事務所ならうちの図面など見る必要はないと思いますが、作図の作法やノウハウをあまり教えてくれない事務所も多いと聞きますので、そんな初学者の役に少しでも立てるならという思いから公開に踏み切っています。

ですからみなさん、悪用してどこかに「路地の家そっくりさん」とか建てちゃだめですよ!?


また基礎や木構造などの、構造に関わる部分の解説は構造家の山田憲明さんにお願いしています。なんと豪華な!ちなみに本住宅の構造設計は弊社で行っているので、山田さんの構造設計ではありません。あしからず。

ちなみに私も隠れキャラ的に登場します。


似てない?いえ、水玉着てるのできっと本人です笑


また特集外ですが、巻末の全国木材協同組合連合会とのタイアップページにも登場しています。こちらは元担当者の西山(N山)さんのコーディネート。くどいですよね、すみません、、。

ちなみにこちらは「路地の家」ではなく、行田の「さつきの家」です。木塀の取材でした。


ということで、今現在の我々のノウハウを目一杯に詰め込んだ一冊になっていますので、特に同業の実務者の方には是非お手に取って頂けたら嬉しいです。

巻末には私も愛用するTEEMAのプレゼントもあります。
どうかこちらもふるってご応募下さい~!


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『リオタデザイン関本竜太が教える 木造住宅できるまで図鑑』
[建築知識2019年7月号(エクスナレッジ)]

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