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sekimoto

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拙著の表紙を飾る住宅であり、同時に代表作でもある「隅切りの家」を家庭画報さんに掲載して頂きました。

家庭画報(世界文化社) 2019年4月号
特集:桜を愛でる家
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家庭画報さんは、いわゆる「セレブな女性のための雑誌(by母)」ということで、紙質から全体のビジュアル、写真に至るまで”チョット違う”感が漂っています。雑誌掲載には慣れきって、今さら掲載誌など見せても「ふ~ん」という我が家の女性陣も、この雑誌掲載にはザワつきました。そうか、そういう雑誌なんだ。

どうか書店でお手に取ってご覧下さい。(買って下さい!)




ところで皆さんお気づきでしょうか?
今月発売された本号の写真は桜が満開であることに。

これ、いつ撮ったのかって?
去年ですよ。去年の4月、桜が満開の季節に2日間もかけて撮影されたものなんです。つまり取材は1年前でした。それを寝かして寝かして、桜が満開の誌面を桜が咲く前に掲載するという。さすが家庭画報はやることが違います。

そして私にとってはもうひとつ、スペシャルな出来事がありました。
この撮影を担当されたのは、あの藤塚光政さんなのです。
(写真家のクレジットはP46に載っています)

藤塚光政と聞いて「エッ、あの?」とリアクションして下さる方は、私より上の世代の方かもしれません。泣く子も黙る巨匠建築写真家で、磯崎新さんをはじめとした日本を代表する建築家を撮ってこられた方です。著書も多数。私にとっては学生時代から知る、まさに生ける伝説(レジェンド)なのです。(建築写真界の篠山紀信とでも言っておきましょう)

あぁ、まさか自分の住宅を藤塚さんに撮って頂ける日が来ようとは!!
そしてこれを1年越しでがまんして、ようやくこのことが書ける笑

一生の宝物にします。
藤塚さん、そして1年越しの取材にお付き合い下さいました大山さん、本当にありがとうございました。