19. 01 / 31

悪寒が

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sekimoto

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> 生活


昨日の午後から少し身体が重くなった。最初は気のせいかな?気のせいにしよう、と気を張っていたものの、現場から帰る車の中では背中に悪寒も混じり、これはまずいかなと焦った。帰って計ると微熱がある。

きたか。インフルの言葉が頭をよぎる。まずい。

インフルエンザの恐怖というのは、その症状そのものではなく5日近く予定が飛んでしまうことにある。私のように、私がいないと何も決まらないような立場にいる者にとっては、業務が5日も滞ることは限りなく死亡フラグが立つことと等しい。

けれども私はツイていると思った。昨日までである種の仕事のヤマ場を越えており、週末に入っていた面談も直前でキャンセルが出ていた。ただ今日は現場調査や取材の立ち会いもある。絶対に私がいないといけないというわけではなかったけれど、あまり人には迷惑をかけたくない。


ということで昨晩は早めに上がると、9時には床についた。その時点で熱は38度、気合で一晩で熱を下げなくてはならない。しかし頭ではインフルの恐怖がぐるぐるまわる。

昨晩はつらかった。熱が出て、頭がぼんやりするというならそのまま熟睡もできそうだけれど、なぜか頭が冴えて悲鳴を上げるくらい頭が回転し続けていた。大学の講義が早送りで頭の中で鳴り響いている感じ。途中から意識が飛んで、目が覚めたときは朝かと思ったらわずか2時間しか経っていなかった。そんな感じで、何度目覚めても夜明けは果てしなく遠いのだった。

幸い、熱は朝にはだいぶ下がった。でもまだ微熱が残っていた。

とりあえず午前中の予定だけキャンセルして、病院に行くとインフルエンザではないという判定が。これには本当に安堵した。とりあえず解熱剤を飲んで、今日はほぼ通常通りの業務をこなした一日だった。

午後は「紫陽花の家」の取材があり、設計者として取材立ち会いもさせて頂いた。竣工後の取材というのは本当に楽しい。設計のプロセスを振り返って、当時は聞けなかった裏舞台の話や、私と出会う前の話などもいろいろ聞けて、ようやく伏線を回収できたようなそんな気分だった。

私と出会えたのが人生最大の幸運。そんなことを言われたら、風邪なんて一瞬で吹き飛んでしまう。そんなことで、まだ完全復活ではないですが、パワーチャージな一日でした。

すみません。オチも何もありませんが、たまにはこんなただの日記みたいなブログもいいでしょ?