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sekimoto

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板金は端部を見ればすべてわかる。

たてはぜ葺き屋根もやはりその端部にすべてがあらわれる。はぜの端部がそのままぶつ切りで終わるというのは最も無粋な納まりで、心ある設計者や施工者ならせめて45度に折って納めるところだろう。

しかし、以前アンドウアトリエの安藤さん設計の住宅を見学させて頂いた際、端部をこんな風に全部折りにしてぺったんこにしていた。

これは素晴らしいと思った。鋏を入れないから穴が開かないのだ。これからはこれを標準としたいと思う。しかし重なった6枚もの板がこんなにもぺったんこにできるものなのか?

現在東松山で進む現場は、この安藤さんから紹介して頂いた工務店。そして同じ板金屋が屋根を葺く。大谷真悟、板金界のネイマール。板金打合せが楽しみで仕方がない。

今日の板金打合せでは、開口一番にこの仕舞いをどうやっているのかを聞いた。ここでは書かないけど、ディフェンス4人を置き去りにするようなテクニックだった。なんてったって、ネイマール。そんなネイマールにして「それは難しい!」と言わしめる、もっと高度な納まりをお願いしてみる。

さて、そんな大谷さんに過去に別の板金屋に施工頂いたトップライトの納まりを見せる。こんな感じでお願いします。しばらくその写真を見て「これ新井さんですか?」

すごい!凄腕の板金屋は、折りを見ただけで誰の仕事かわかるらしい。新井勇司、板金界のリオネル・メッシ。