17. 07 / 28

ふせんの図面

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sekimoto

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> 仕事



流山市で計画中の住宅「TR」の予算調整打合せ。打合せは佳境にさしかかり、クライアントのHさんとは着工に向けて最後の仕様を詰めさせてもらいました。

うちのクライアントは皆さんそうですが、実に細かく図面を読み込んで下さいます。そもそもの我々の図面が細かいという話もあるのですが、家電製品のマニュアルは読みこんだことないという方でも、一生に一度の家づくりの図面は穴が開くほど眺めまくる、というのも我々との家づくりの醍醐味かと思います。

中には常にカバンに忍ばせて、会社でも仕事の合間に図面チェックを欠かさなかったという強者や、帰宅したら図面を広げ図面を肴に晩酌をしていたという奇特な方も。皆さん、会社や家族に見放されない程度にお願いしますね。

さて、熱心さという点ではこのHさんも負けていません。我々との打合せは毎回5時間超。よくもまぁ、そんなに議題がありますねというくらいにお互い議論を重ね、語りに語りまくりました。もっとも、もっぱら私とご主人のトークが白熱するので、奥さんと脇のスタッフはいつもポカーンでしたが。(ご主人とはその後も場外戦。居酒屋で終電まで語り合ってもまだ足りないほど!?)

そしてこの図面。実はもっと付箋貼りまくりの図面だったのですが、半分くらいはがした状態でコレ。ご主人が毎日せっせと図面を眺め続けた結果、付箋がこんな状態になるわけです。メモが書かれた付箋を一枚一枚はがしながらの質問コーナーは、恒例の打合せ風景となりました。

着工時に図面があらためて製本されるのですが、Hさんのこと、竣工まで製本がはたして持つのかという問題もありますが。そんなHさんとの住宅、もうすぐ着工です。