昨日は建築家の松井郁夫さんが主宰されておられる建築の私塾「木組ゼミ」に呼んで頂き、近作のいくつかについてお話しをさせて頂きました。松井さんの木組ゼミに呼んで頂くのは、今年で3回目。
ワークショップ「き」組 http://kigumi.jp/
木組ゼミは釘や金物に頼らず、木を木で組む、日本の伝統構法で建てる家づくりを伝授継承するための私塾で、松井さんも設計事務所運営の傍ら、全国から設計事務所や工務店などに勤務される塾生を募って教えていらっしゃいます。
そんな松井さんの住宅は日本の民家のように、骨太で100年経ってもびくともしないようなノウハウと思想によって作られています。
私も志は同じくしながらも、ある意味そのアプローチは全く異なります。金物も使いますし、空間の作り方もより現代的です。
そんな私の家は松井さんからどう見えるのだろう?といつも思いますが、松井さんはそんな私の家を面白いといって、毎回見学にいらして下さいます。自分と違うことをしている人は面白い、というのが松井さんのスタンスなのですね。
松井さんと言えば、伝統木造の世界では第一人者でいわゆる巨匠のひとり。にもかかわらずその懐の深さと柔軟さには、いつも頭が下がるばかりです。
この日の話もだいぶてんこ盛りになってしまいましたが、毎回面白いとおっしゃって下さるのでこちらもやりがいがあります。懇親会では、いつも松井さんの深いお話しをいろいろ伺えるのが楽しみにもなっています。毎回、私が勉強しに行かせて頂いているようなものですね。
また来年もご縁があれば呼んでください!
松井さん、木組ゼミの皆さま、どうもありがとうございました。
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