
スタッフは各自自分の担当案件に専念しているので、他の担当者の案件を見るのはオープンハウスの時がはじめてということも珍しくありません。今日はたまたま竣工間際の案件に担当者以外のスタッフも連れて行くことができました。
私や担当者が、細かすぎて伝わらないディテールについて全力解説。実物があると、所内でお小言言っているよりよほど説得力があります。こういうところに気を抜くとこうなるとか、こういうことをやりたいときはこういう指示をしなくてはならないとか。これだけは残念ながら「建築知識」にも書いてありません。本当に大事なことって図面には載らないんですね。
よく料理本に「塩を少々」とか「お酒を適量」とかってありますね。少々ってどのくらい?ていう。本だけ読んでも、それっぽい味にはなるけど、シェフの本当の味にはなりません。当たり前です。なぜなら、レシピの一番大事な部分には鍵がかかっているからです。
私も雑誌に惜しげもなくディテールを公開していると言われますが、本当にそう思いますか?そんなわけないじゃないですか。アカウントのパスワードを知っているのはスタッフだけです。
