昨日は建築家の伊礼智さんが塾長を務める住宅デザイン学校の最終講評があり、私も遅ればせながら後半の発表と講評に参加させて頂きました。
今期の住宅デザイン学校では先月にゲスト講師として呼んで頂き、講義と講評をさせて頂いたのですが、最終回はさすがの豪華メンバーで、建築家の横内敏人さんと造園家の荻野寿也さんといった重鎮がゲスト講師としていらしていました。
お二人とも私にとっては雲の上のようなお仕事をなさる方ですが、このような布陣の末席に今回加えて頂けたことが何より嬉しかったことです。
私はどうも今では「建築知識で連載を持っている建築家」として認知されているようで、受講生の方々は連載を熱心に読んでおられたり、私のブログや経歴を見てピンポイントな質問をされる方、またサインまで求められるなど、私などはとてもそのようなステージに立っている人間ではないのにと、嬉しくも少し気後れする場面もありました。
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さて今回、建築家の伊礼智さんにゲスト講師を頼まれたことは、私にとってはとても大きな意味を持つことでした。実力や実績では到底及ばない私を、伊礼さんは自分たち側のステージに引き上げて下さったのだと感じています。本当にありがたいことです。
このところ同じような経験を多くさせて頂いています。大学の講師や原稿、講演の依頼、イベントへの参加など、少し前なら考えられなかったような大きな機会を振られることも多くなってきました。
その裏側にはこれまでずっとお世話になってきた、あるいは尊敬し目標とさせて頂いてきた先生や建築家、編集者さんなどがいて、そのような経験のない私を引き上げて挑戦させよう、機会を作ってあげようという愛情をとても大きく感じるのです。
他の人から見て、私がどのように見えているのかはわかりませんが、私は今与えられている課題はどれも私の実力には見合わない、どれもとてつもなく高いハードルであると感じています。飛び越えるだけで精一杯で、とても周りを見る余裕などありません。
それでも客観的に見て、「この仕事は関本ならできるはず」と思って、期待を持って私に依頼して下さっているのだろうと思うと、その期待に応えたいと強く思わざるを得ません。
今年もまだまだ乗り越えなくてはいけないハードルが山のようにあります。まだまだ先は長そうで気が遠くなります。
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