昨年相次いで竣工しました猫をこよなく愛するご家族(愛猫家)の住宅2題につきまして、以下に写真をアップしました。どうかご覧下さい。
・暁の家 (写真:新澤一平)
https://www.riotadesign.com/works/15_akatsuki/
・OPEN-d (写真:新澤一平)
https://www.riotadesign.com/works/15_opend/
[これまでの作品]
https://www.riotadesign.com/works/
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昨年はどういうわけか愛猫家住宅が立て続けに竣工しました。先にアップしましたA-FLATも最上階は猫を愛するオーナーさんのフロアでした。もともと私は猫派なのですが、家の中で飼った経験はなく、どうすれば猫にも気に入ってもらえるような家になるのか、最初は戸惑いもありました。
いろいろ研究を進めてゆくと、今度はずいぶん設計が楽しくなってきました。要は猫の気持ちになって設計すれば良いのですね。
「暁の家」では、吹き抜けに文字通り”キャットウォーク”を張り巡らせました。これはずいぶんと楽しい設えとなり、また随所に猫窓を設けて、猫が外を眺めて寛げる場所もいくつも作りました。
極めつけは、アルヴァ・アールト設計のマイレア邸などに見られる藤巻きの丸柱をモチーフにした猫柱。ここでは籐ではなく、麻紐を巻き付けています。
これはさすがにアールト先生に怒られるかなと思いましたが、これは”猫愛”と共に”アールト愛”の結晶、アールト住宅へのオマージュと受け止めて頂きたいところです。(これも実に猫たちのお気に入り。猫柱とは、要は猫の爪研ぎ場ということです)
▲暁の家(千葉県柏市|2015.10)
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また「OPEN-d」では、キャットステップをデザインモチーフとして壁面全体を構成した部分があります。どうしてもペット住宅というと、デザイン的にはイマイチで、機能性にウェイトがかかりすぎたエッジの丸いものが多いように思います。そこにペットがいることが絵になるような住宅をここでは目指しています。
リビング全体に巡らせた梁を猫が縦横無尽に歩き回ります。そもそも中庭住宅にしたのも、猫が自由に外に出られるようにというクライアントの思いが形になったものです。
どちらの住宅も主役は家族であり、「楽しくなければ住宅ではない」を形にしたものです。どちらも人間の家族のみならず猫たちにも大好評で、設計意図通りにすんなりと受け入れられているとのこと。もちろん、どちらも私の大いにお気に入りの住宅です!
▲OPEN-d(千葉県木更津市|2015.11)
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最後にスタッフ情報も更新しております。
4月より入りました、新スタッフの砂庭を紹介させて頂いております。
皆さま、砂庭をどうか可愛がってあげてください!
https://www.riotadesign.com/about/
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