16. 04 / 23

FP 1年点検

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sekimoto

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> 仕事



今日は川越市・FP(S邸)の1年点検でした。もう1年、早いものです。
FP (S邸)

1年点検というのはある意味ドキドキします。竣工から1年という時間の洗礼を受け、不具合が累積している可能性もあります。我々にとって1年点検は、1年越しに受け取る通信簿のようなものかもしれません。

FPはこの1年、メディアはおもに建築専門誌ですが、ディテール記事について多く寄稿させて頂きました。住宅系の雑誌取材は特に受けていませんが、念願の?渡辺篤史さんによる「建てもの探訪」の取材を受け、民放とBSでそれぞれOAがありました。こちらの反響は大きく、OAをきっかけとして多くの問い合わせを頂いたり、実際に設計依頼が決まった案件もありました。

さて本日の点検内容ですが、
実質的にほとんど”不具合ゼロ”でほっと胸をなで下ろしました。

というか・・

「これ竣工検査ですか?」というくらい、1年前の竣工検査&お引渡し時からほとんど何も変わっていない姿にびっくりでした。ほんとに1年住んでいましたか?というくらい。例えば、うちの設計ではクライアントにとって要お手入れ箇所とされている浴室の木製建具もこの通り。


これに関しては、うちのクライアントはかなりの頻度できれいに保って下さっている方が多いのですが、聞くと皆さん入浴後に軽くカラ拭きされているとのこと。

メンテナンスフリーのユニットバスに比べたら手間がかかることこの上ないわけですが、まさにこうした日々のお手入れは愛情そのもの。戸建住宅を手間をかけて設計して建てる醍醐味だろうと私は思っています。

加えてこの住宅のクライアント曰く、キッチンのトラップの水は飲める、といつも冗談交じりにおっしゃいます笑。そのくらい、キッチンもいつもきれいに使っておられるようです。

この日の検査は午前10時にはじまり、ほとんど問題もなかったのであっという間に終わ・・らず、家を出たのは午後6時を回っていました。クライアントのSさんと話し込んでいたら、デザインの話からはじまり、映画の話まで会話が止まらなくなり、気がつくと8時間も居座ってしまいました笑。

Sさん、今日はお疲れさまでした。
長居をしてすみませんでした。次はおいしいワイン呑みに行きますね!
(今日は何しに行ったんだか・・)