「FP」(S邸)が本日上棟しました.
遠目から組み上がった躯体が見えてきました.「低っ」そのスケールにおもわずニヤッとしてしまいました.低く低く.今回クライアントとの合言葉はこれでした.
最高高さは5.6mしかありません.これは比較的プロポーションを低めにする我々の設計の中でも”最低”レベルとなります.下の写真で,隣の2階建て住宅と比べると,どれだけ低いかがよくわかると思います.
組み上がった躯体を見たクライアントさんも思わず,「低くてイイ感じですね!」
そうです,低くてイイ感じなのです.なかなかこの感覚を共有して頂ける方は少ないかもしれませんが.
道路に見える赤い車はクライアントの愛車フィアットパンダ.その愛車とまさに相似形を成しているような,そんな住宅です.パンダをデザインしたジウジアーロのデザイン哲学もまた,この住宅には濃厚に流れています.
ところが一方では,内部の構成は複雑に絡み合っています.床はスキップし,このスケールでありながら真ん中に中庭まで作っています.この中庭を通じて絡み合う視線やこぼし合う気配がこの住宅の肝となります.
施工は我々の仕事を最も理解してくださっている盟友・堀尾建設さんということで,こちらも今後の現場進捗が大変楽しみです.どうかよろしくお願いします!
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