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『針の穴を通すより難しい』
それが引渡しであると思っています.時系列で現場が進めば,いつかは完成し,竣工の時を迎えます.しかしそれはモノとしての完成であって引渡しではない.大学なら60点でも単位がもらえます.しかし実際の建築では90点でもクライアントからは痛烈なダメ出しをもらうことがあります.
我々は常に100点を目指しています.クライアントに指摘を受けるようではだめなのです.我々の基準はそのはるか先にあるのですから.しかし現実にはそうはいかない.難問は解けたのに,つまらない引っかけ問題につまづいて90点.そんなのばかり.我々はこれまで一度も100点を取れたことがありません.
細かいなあ,うるさいなあ.現場は思っているかもしれません.でも仕方がないのです.だって引渡しは針の穴を通すより難しいのですから.
嵐のような日々が過ぎ,昨日無事引渡しを迎えました.
台風一過.そんな言葉がぴたりとはまる日でした.
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