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sekimoto

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今日は施主を交えての竣工検査がありました.

竣工検査,それは私が家づくりのプロセスで最もピリピリする瞬間.最後にクライアントに気持ちのよい状態で引渡せないと,必ずあとにズルズルと引きずってしまうからです.だから私は竣工の状態にはこだわるのです.それが全てなのです.

検査時にはすべての仕上げや建具が納まり,当然クリーニングも終わっているのです.そう文字通りどこから見ても完成した状態で,で,で・・・

絶賛工事中(愕然)

いえ,私などは学生課題を見ておりましたので慣れっこなのでございます.図面が描かれているべきその場所には図面がないのですから.いやいや,そんなはずはない.想像の翼を広げ,澄んだ心の目で見ると,じわりじわりと浮かんでくるではありませんか.あぁ見える,見えるぞ.君の描きたかった空間が,ボクには見えるぞ!

嗚呼学生よ.若い君たちに伝えたいことがある.よく聞きなさい.
「社会に出たらこんなの通用しないぞ」

先生,社会って案外奥が深いのですね.


お施主さんごめんなさい!
1週間後のオープンハウス,そしてお引渡しの時にはきっと,きっと・・.
オープンハウス来場予定の皆さま,わかってますよね,どうかその澄んだ目で,その澄んだ心の目で空間を見て下さい.そう,きっとあなたなら見えるはず!

というわけで現場は最後の追い込み中(まだ?).リオタデザインのトレードマーク,ルーバー手摺りの取付け真っ最中なのでございます.暑い中ご苦労様です.引渡しまでになんとか形にしましょう!いやしてくださいおねがいします.


↑斬新なデザインでしょう?
・・て違います.このあと上端を真っ直ぐに揃えてカットします.
え?このままの方がいい?