「せきもとさんだいすき」
人生でそう何度も言われるセリフではありませんよね.2010年竣工のFILTERで,浴室を一部リフォームすることになり,現調のため訪れると,奥様より娘さん(5歳)から預かっていたという手紙を手渡されました.こういうのは本当に嬉しいものです.
ただ,なんでしょうね.これだけ読むと私はこの娘さんにとっても懐かれていたように思われるかもしれませんが,意外とそんなことはありません.当時は私はお施主さんとの打合せで精一杯でしたし,まだ幼児だった娘さんを構ってあげられる余裕などもありませんでした.どちらかというと,当時の女性担当者の方が人気で,私だけ来ると「今日はお姉さん来ないの?」と言われてよく傷ついたものです笑
それが「だいすき」とは,どういう心境の変化でしょうか.この娘さんだけでなく息子さんも,最近私が平日に来ることを知ると,学校に行って会えないことをひどく悔しがるのだそうです.それもとっても嬉しいのですが,なんで急に人気者になってしまったんでしょうね.
私はこういうのって教育なんだろうなと思います.つまりこのご両親は,普段も食卓などで私のことを話題に上げて下さり,それも好意的な文脈で語って下さっているのでしょう.また普段からお子さんに,この家は関本さんが設計してくれたこと,大工さんたちが一生懸命作ってくれた家なんだということを言って聞かせているのだと思います.
ありがたいことです.お子さん達が家に愛着を持ち,大切に使って下さっているのだなあと思うと幸せな気分になります.
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