想定外の大雪のため,急遽日程を変更させて頂きましたが,「湘南台の家」オープンハウス無事終了しました.懸念していた交通の乱れもほとんどなく,足元の悪い中,多くの方に足を運んで頂きました.ご来場下さった皆様,誠にありがとうございました.

うちのオープンハウスの来場者は,専門家よりも圧倒的に一般の方のほうが多いのが特徴です.同業にはそれが意外だとよく言われます.というのも,オープンハウスは案外同業同士,内輪の批評や発表の場だったりもするので,あちこちに難しい顔して空間を睨んでいたり,シブいディテールに小躍りして写真を撮ったりしている”ケンチク族”が出没するものですが,幸か不幸かうちではそういう光景を見ることはあまりありません.

見に来てくださるのは現在進行中のクライアントが中心.ある方はこれからの家づくりのイメージに,ある方は進行している設計の仕様や寸法,素材感をあらためて確認するために,実に熱心に足を運んで下さいます.

よくハウスメーカーは展示場を持つためにイメージが掴みやすい,一方で設計事務所の場合は…などと言われますが,私はそんなことを思ったことはありません.これまでやってきた仕事はすべて我々の集大成であり,それを見て頂くことは何よりも我々の作る空間を理解して頂くことにつながると思うからです.

ともあれ,今回も気持ちよく終わることができました!

二世帯住宅でしたが,本当に仲の良いご家族で,これからの暮らしぶりが目に浮かぶようです.合言葉は「桜の季節に撮影を!」.それまでに片付けておいてくださいね笑.Hさん,どうもありがとうございました!