今日午後は、浦和の埼玉会館で開催された松隈洋さんご登壇の前川國男氏の建築セミナーへ。

松隈さんのお話はいつもわかりやすくて、前川國男という建築家の人となりのようなものが自分の中に身体化されるようで、とても興味深いお話でした。

先週までアールト建築にどっぷり浸かっていたこともあり、前川さんの言葉はまるでアールトの言葉のようで「コルビュジェ≒前川國男≒アールト」という図式があたまの中をぐるぐる、、。



公共性の考え、平凡な素材構法から非凡な結果を導くという普遍性への思い、とても心に響きました。埼玉会館の打込みタイルが、まるでアールトの「文化の家」の曲面レンガのように見えてきます。

ほかのパネリストのお話や、最後の会場を交えてのトークセッションまでとても楽しく素晴らしい企画でした。

松隈さんが配付資料に加えてくださっていたのは、今年3月に発刊したJIAの支部広報誌 Bulletin春号の特集記事。私の編集長時代、最後に異例の4P寄稿をして頂いたものです。松隈さんのお役に少しは立てていたようで良かったです!