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段審査

author
sekimoto

category
> 弓道



今日は熊谷運動公園弓道場にて,弓道参段の昇段審査がありました.今年の2月に弐段を取得して臨む初めての昇段審査となりましたが,結果から言うと”残念”でした.

段審査には学科(小論文)と術科(実技)があり,参段を取るためには体配と呼ばれる型や射形の審査もさることながら,的への確実な的中が要求されます.どんなに美しい射形でも当たらなかったら即不合格.そんな厳しい審査でもあります.

私は的に当たらなかったので,その時点で不合格なのですが,実のところ今回は自分でも自信がありませんでした.ここ数週間満足のいく練習ができておらず,また体配も直前になっても先生方から初歩的な指摘を頂くなど,自分としてもとても参段にふさわしい弓が引けていると思えませんでした.

ここで、もしまぐれ当たりでもして,何かの拍子に昇段してしまうと後がとても苦しくなるだろうとも思っていたので,案の上の結果となり,心のどこかでほっとしていたりもしています.きっと,歯がみするほどの悔しさを感じるようになるまでは,実力が追いついていないということなのかもしれません.

今回は仕事が忙しさを極めており,本来ならとても段審査に専念できるような状態ではありませんでした.でも社会人で弓を引く人は多かれ少なかれ,皆さん同じ条件で続けていますし,弓の練習はほんの2時間もあればできるものです.

どんなに忙しい人でも,1週間に2時間の時間すら取れないということはないはず!仕事をやりくりし,打合せと打合せの合間に道場に飛んでいったり,仕事を強引に終わりにして平日の夜に足を運んだり,はたまた仕事の移動時間や束の間の時間を惜しんで教本を読み込んだりと,今回の段審査のために必死に時間を作ってこの日を迎えました.

どれだけ途中で投げだそうと思ったことか笑.今日の審査が終わって心底ほっとしました.(同様に時間を作ってお付き合いくださった先生方,ありがとうございました!)

どんなに忙しくても投げ出さない.自分への試練として今後も弓は引き続けようと思います.目標は半年以内の参段取得!宣言したからには気合いを入れてがんばります.