12. 02 / 13

弐段,合格!

author
sekimoto

category
> 弓道



プレッシャーになりそうだったので,あまり周囲には話さなかったのだけれど,先週末は弓道の昇段審査があり,無事「弐段」に合格しました!

段位については高校時代に初段を取ってから,最近再び始めるまで20年以上のブランクがあったので,昇段はもう少し先にと思っていたのだけれど,去年の暮れに先生から段審査を勧められたこともあって,この2月の段審査を受験することにした.

弓道の段審査には「実技」と「学科」があり,実技は体配といって,入場から退場まで事細かに決められた作法と射法が正しく実践できているか,また学科では射に向かう心構えや技術面について小論文形式での記述試験によって行われる.

ただ実際には,今年はこの時期例のないほどの忙しさで,週末も打合せがびっしり.また平日は平日で夜遅くまで残業があり,その中でわずかな時間を見つけては道場に通い,仕事が終わった後にも眠い目をこすって学科の勉強をするというのは,自分にとって一級建築士試験以来のつらい試練にもなった.

また審査当日は,あろうことか時間を勘違いしていて,到着した時には既に実技審査がはじまろうかという時間.大慌てで準備をして,なんとか滑り込みセーフだったものの,心の動揺と緊張もあったのか,練習では一度もやったことのないような想定外の失敗を何度かしてしまい,すでに頭の中は真っ白になってしまった.

それに追い打ちをかけるように,見ていた先生の話では,それ以上に大きな失敗があったそうで,それは練習では教わったことのないような細かい作法だったのだけれど,それを聞いて今回は完全にアウトだと思った.学科はなんとか卒なくこなしたけれど,すでに頭の中は,次回はいつ審査を受けに行こうかということばかり考えていた.

というのも,実は高校時代の初段審査でも僕はひとつあり得ないミスを実技でやらかしてしまい,部内でみんな合格している中ひとり不合格となり,後日別の審査を受けに行ったという苦い経験があったからだ.歴史は繰り返すんだな・・と一人へこんでいた.

ところが結果は「合格」.嬉しい!本当に嬉しい!!
今回は忙しさを絶対に言い訳にしない,どんなに時間がなくても,絶対に合格しようと思っていたので,それが報われて大きな自信にもなった.この調子で,次は参段にも挑戦したい.