小石川のRe:PLACE KOISHIKAWAにて、本日最終日のカール・ハンセン&サンによる「Balanced Principles – Visions of Wegner」へと足を運んだ。

会場のRe:PLACE KOISHIKAWAは、大正9年青森の財閥、泉山吉兵衛の東京別邸として、宮大工樋口久五郎の手によって建築されたもの。一般公開はされておらず、普段は撮影やロケ地、イベント会場として貸し出されているらしい。

デザイナーの柳原照弘氏による会場構成やウェグナーの家具ももちろん素晴らしかったのだけれど、建物が本当に素晴らしく、まだまだ東京このような家屋が残されていたことにも驚いた。

和の空間に置かれた北欧家具という組み合わせはもはや珍しくないのだけれど、家具、空間、そして構成がここまでの次元で整った姿を見ることは少ない。土曜日にこの展示のことを知り、予約をしようとしたらすでに最終日の月曜日の午後しか枠はなく、ちょっと後にはそれも締め切られていた。最終日に滑り込めて本当に良かった。

会場では家具を忘れて、家屋の精緻なディテールに目を奪われ続けてしまった。会場構成の演出と相まって、五感を満たされた素晴らしい展覧会だった。