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企画を担当するSADIでおよそ4年ぶりとなるリアルセミナー復活の狼煙はこのJKMMのセミナーでした。企画時から、JKMMをやるなら絶対ここ!と決めていたセイホクギャラリーも設計者である河野泰治さんのご協力もあって押さえられ、通訳なら絶対この人!と決めていた冨田香里さんにもお願いできました。
最高の布陣で臨んだセミナーに、JKMMによるスライドの美しさ、話の巧みさ、建築のストーリーに完全にノックアウトされ、あやうく涙が出そうでした。
「幸せのレシピ」と名付けられたセミナーは、彼ら自身の働き方やライフスタイルそのものであるように思います。主要メンバーである男女4名が登壇し、入れ替わりながら一つのフィロソフィーを語る姿は、一枚岩で揺るがない彼らのスタンスを表明していました。また彼らの徹底したフラットな組織のあり方は、日本が望みながらも今なお手に入れられていないものであり、それは私の好きなフィンランドという国そのものでもありました。
彼らから日本でセミナーをやりたいとのオファーを受け、私もやりたい!の一心でここまで準備を重ねてきました。協会にもわがままを通させて頂きましたが、この大ホールが満席になった姿は、SADIで10年以上企画を続けてきてはじめて見る光景でした。今日は達成感でいっぱいです。お越しくださった皆様ありがとうございました!
24. 01 / 27
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オープンデスクというリアル
昨年の夏、うちの事務所にオープンデスクに来ていた学生からメールが届いた。オープンデスクを終えて取り組んだ大学後期の設計課題ではじめての教室選出、そしてその中で更に1位に選ばれたとのこと。そのメッセージを嬉しく読んだ。
オープンデスクというのは建築業界の言葉で、いわゆるインターンのことだ。大学生が夏休みや春休みなどの長期休み中に、設計事務所などに無償の研修を願い出る制度のことを指す。
ただこれが業界では良いように使われることもあって、設計事務所の中には「オープンデスク募集」などと堂々とサイトに書いているところもある。オープンデスクは募集するものではなく願い出るものだ。つまり、業界的には、「タダ働きしてくれる都合の良い労働力」の隠語となっている側面もあるように思う。
私の考えとしては、事務所の戦力となる働きをしてもらうのであれば、対価としてお金を払いたいと思う。しかしわずかな期間やってくる学生に、責任の発生する仕事など触らせられるはずもなく、結局うちでは毎回私が設計課題を出し、それをほぼ毎日設計指導をするという、タダ働きならぬ、タダ建築講座を開講することになる。
私も設計塾やセミナーに呼ばれば、ちょっとしたお金を頂く身分であるにもかかわらず、学生さんには大盤振る舞い。毎日数時間の設計指導に、現場への帯同や解説、その他私の行く先々に連れて行ってはお金もすべて私が払うのだから、うちに来る学生はずいぶん恵まれていると思う。大学の設計指導なら週に一度、一人あたり10分程度というのが相場だ。
けれど学生の方も、勇気を出して設計事務所にアプローチし、バイトも休んで無償の研修を申し出るのだからそれなりの覚悟はいる。私としてはその覚悟に応えたいと思う。
うちの元スタッフ砂庭さんも、うちのオープンデスク生の一人だった。彼女もオープンデスク後の設計課題は、常に最優秀賞が取れるまでになったという。また現スタッフの佐藤くんも元うちのオープンデスク生だ。大学をはなれて取り組むオープンデスクは、時にその人の人生を決めることもあるということかもしれない。
オープンデスクの良さは、建築のリアルに触れられるということに他ならない。大学で学ぶ建築は、良くも悪くもフィクションだ。そこに住まう人の人物像も、時にはその設計条件ですらも、都合よく自分で変えることができる。構造なんて考えなくても、模型やCGならなんでもありの世界となる。ところが現実は違う。それが社会であり、我々が生きる世の中だ。
そこを知ると、無責任な線は描けなくなる。その建築を使う人は自分ではない誰かなのだと考えれば、そこに思いやりや共感、愛着や愛情が生まれる。そしてそれが線に乗ったときにはじめて良い建築が生まれる。物事の本質はあっけないほどシンプルで、凡庸な日常の中にこそあるのだ。
去年の夏に来た学生は、わずか一週間の中でその糸口を掴んだのだろう。
おめでとう!前途ある未来にエールを送ります。

二十歳となった息子は、今日の地元の成人式には出席することなく旅立っていった。3ヶ月間、離島で働きながら暮らすことのできるプログラムに応募し、新学期が始まるまで帰ってこない。
大学生になった息子は、学校や友達の家を泊まり歩き、家には滅多に帰ってこない。最近では我が家ではもはや彼はいないものとしてカウントされていて、そのことにも何の違和感もなくなっている。
そんな彼も3ヶ月も家を空けるというのははじめてのこと。心配や寂しさのようなものはないと思っていたのだけれど、なんだか落ち着かず、当日はやっぱり夫婦で空港まで見送ることにした。
いつもは何度言っても直前まで準備をしない彼が、事前に準備リストまで作って前日の昼頃にはパッキングを済ませていたのには驚いた。早朝の出発には絶対に起きられないと思っていたのに、5時にはすでに起きていて身支度も始めていた。はじめて見る光景だった。
彼は美術大学という環境を得て大きく変わった。自分の世界観を持ち、手にはいつもヨレヨレの難しい本。それは私も読んだことのないものだ。
3ヶ月後には彼はまた帰ってくる。けれど、今日で我々の子育ては終わったような気がした。彼は我々の手をすり抜けて遠い世界へと旅立っていった。彼らしい成人式だった。
新年あけましておめでとうございます!
ここで新年の抱負でも書くかと思いきや、そんなことは書きません。抱負なんて意味がないからです。そのことはおいおい書くとして、まずは年賀状の話から。
子どもの頃、クラスの友達や担任の先生、親戚などからお正月に年賀状が届くのが楽しみでした。それでも自分宛に届いたのは10通くらい。一方の父親のもとには札束のような量の年賀状が毎年届き、大人になったらあんなにたくさん年賀状をもらえるんだとワクワクしながら、父の偉大さを子供心に感じたものでした。
私も今では、あの頃の父親の量には足元にも及びませんが、お正月にはちょっとした量の年賀状が届きます。ですが今年秋に郵便料金が大幅値上げされるのを潮に、私から出す年賀状は今年で最後にすることにしました。
毎年暮れに諸事に追われながら「そうだ、年賀状やらなくちゃ」とトラウマのように悩まされる日々もこれで最後。そう考えたら急に気が楽になり、これでスッキリ!と思っていたというのに、このお正月に頂いた年賀状を一通一通眺めていたら、そんな決意もグラつくことに。
年賀状の端に「快適に暮らしています」との一言を添えて下さる建て主さん。昨年の出来事を振りかえって温かい言葉を寄せて下さる仲間。もはや年賀状だけの付き合いになってしまった古い友人の家族写真。やっぱり年賀状って良い習慣だとしみじみと思います。ごく内輪の方にはひっそりと今後も送り続けようかな、、。
さて、年賀状にもいろんな種類があります。仕事上付き合いのある企業から届く定型文のものから、建て主さんや友人、親戚など個人の方から届くもの。そして同業の建築家仲間から届くものなど。
中でも同業から頂く年賀状は、昨年竣工したばかりの建築写真や、デザインやレイアウトも凝っているものも多く、ついため息をつきながら見入ってしまいます。
とここまでは良いのですが、そこにさらに昨年の活躍や意識高めの今年の抱負が書き連ねられていると、そのままそっと裏返したくなってしまいます。そこには悪意もないのですが、ただ私は思うのです。
この新年にイキって抱負を言う習慣って、もうやめません?
「挑戦」とか「飛躍」とかもういいです。仕事を一生懸命やっている人なら、皆日々挑戦していることでしょう。それ以上肩に力を入れてどうする。飛躍は結果論でしかないのですから。
仕事は自然体が一番です。目標は決めないほうが良いし、抱負もいりません。目標を決めなければ落胆することもありません。着地したところがゴールなのですから。
ただ目の前に来た仕事に全力投球!それだけで十分だと思うのです。
さぁ、今年も楽しく充実した一年になりますように。








